2020.07.14

豪雨災害への支援に関して

このたび、九州地方及び各地での豪雨災害に遭われ被災された方々には心からお見舞い申し上げます。社員一同、皆さまの安全/安心/健康と一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

このような状況の中、当社より皆さまへ少しでもお役に立ち為になる情報提供をと思い3つのトピックをご紹介させて頂きます。

豪雨災害への支援に関して

冒頭のご挨拶でも申し上げました通り、台風/大雨等の災害は年々と激甚化する傾向にあり、今回も各地に大きな被害の爪痕を残しています。

当社はこれまでの様々な災害の場面で、微力ながら復旧/復興への支援に努めて参りました。また主力製品である足場管は被災地での緊急対策や応急処置等の様々な現場で活躍すると認識しております。

私たちとしては及ばずながら可能な限りの支援と協力を地域のお客さまとも連携し実現して行きたいと考えております。もし何かお困りごとや当社でお役に立てることがございましたら、ご遠慮無く営業担当者または私杉本までご連絡/ご相談頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。

杉本_オンライン名刺

”犠牲防食ってナニ??” 亜鉛と鉄の弁慶と牛若丸な関係。

前回のメールマガジンではポストジンク/パーフェクトポストジンクとドブメッキの比較についてご説明させて頂き、その際に犠牲防食という普段聞きなれない言葉が登場ました。”犠牲防食ってナニ?”っと疑問を持たれた方もいらっしゃるかと思いますので、ここで詳しく説明させて頂ければ幸いです。

ご存知の様に鉄は固くて強いとても便利な素材ですが、水分や空気に触れる事でサビを発生します。もちろん樹脂等の被覆でも初めはこのサビを抑える事は可能ですが、被覆にムラがあったり万が一キズがついてしまった場合には、鉄が酸化し赤サビが進行してしまいます。

一方で亜鉛メッキが施された鉄であれば、亜鉛メッキにムラがあったり万が一キズが発生し素地の鉄が露出してしまっても、イオンになりやすい亜鉛が鉄よりも先に溶け出して電気化学的にキズ周辺を保護する為、鉄の腐食は進行しなくなります。この作用が犠牲防食です。

豪雨災害への支援に関して01

参考文献:日亜鋼業株式会社HP_技術情報_犠牲防食について

つまり簡単に言うと、キズついた部分をメッキしている亜鉛が犠牲となって腐食から素地を守る作用のことを犠牲防食と言うんですね。まるでサビに強い亜鉛が弱い鉄を常に前にでて守る弁慶と牛若丸の様な関係といったところでしょうか。

この犠牲防食のお陰で、ポストジンク/パーフェクトポストジンクや一般のプレメッキ鋼管の様に、内面の溶接部が亜鉛でカバーされていなくても、亜鉛が周りに豊富にある状態では、鉄の素地が空気に触れていても赤サビは進行しません。

一方で部材を長期間にわたり湾岸部等のサビが発生しやすい環境で使用する為、”犠牲防食だけだと心配・・・”という場合は、大和鋼管の場合はパーフェクトポストジンクの内面に更に防錆塗料を皮膜するという以下の様な特別仕様も可能ですのでご一考頂ければ幸いです。

豪雨災害への支援に関して02

更に犠牲防食やサビのことでお聞きになりたい/確認したいことがありましたら、本社企画の田中または品質保証部までお気軽にお問合せ下さい。宜しくお願い申し上げます。

よくある質問:「丸パイプ1本あたりの重量計算ってどうするの?」

皆さまからよくあるご質問の一つにパイプ1本当たりの重量の計算方法があります。例えば”すぐに見積りを出したいけど材料の重量がわからない”といった場面をご経験された事はありませんか?

パイプの取引はこんな仕様のパイプ何メーターを何本欲しい等の長さや本数をベースにしていますが、鉄の取引は基本重量で決まりますのでトンもしくはキロ幾らをベースにしています。よって1mのパイプ1本1,000円といっても重量あたり幾らになるのか何時も考える必要がでてくる訳です。

今回ご紹介する丸パイプの計算方法を一度覚えてしまえば、上記の様なシーンでも比較的簡単に自分で答えが出せるかと思います。ちょっと専門的な話になり恐縮ですが、是非最後までお付き合い頂ければ嬉しく思います。

まず丸パイプの重量は、当然ながら下記の計算式の通り各サイズの丸パイプの長さに丸パイプ1m当たりの重量(kg/m)を掛ければ出てきます。

丸パイプの重量(kg)=丸パイプの長さ(m) x 丸パイプ1m当たりの重量(kg/m)

では、丸パイプの1m当たりの重量(kg/m)をどう出せばいいのか?実は計算するだけなら極めて簡単で、丸パイプのサイズつまり外径と肉厚がわかれば、有効数字3桁で以下計算式を使い計算すると分かります。

(外径(mm)-肉厚(mm))× 肉厚(mm) × 0.02466 = 丸パイプ1m当たりの重量(kg/m)

ところが上記の計算式で出てくる0.02466という謎の数字。実は鉄鋼業界の方でパイプを扱う人にはお馴染みの数字で、丸パイプの1m当りの重量を計算するのに使う係数ですが、知ってはいても一体どこから来た数字なのか知らず、”丸パイプの1m当たりの重量計算には0.02466だから・・・”と使っているという方が多いのではないでしょうか?

実は私も知らなかったので調べたてみたところ、下記のように計算式をゆっくり分解して整理整頓してみることでようやく理解することができました。
まずパイプの重量を計算するには、丸パイプを作っている鉄板の体積を計算する必要があります。その為には先ずパイプを作っている鉄板の幅を計算する必要があるのですが、パイプ丸くて肉厚と呼ばれる厚みがあるので、ちゃんと計算するにはパイプの外側の外径でも内側の内径でもなく、丁度その真中の丸パイプの板厚中心部の直径を計算する必要がある訳です。

その丸パイプの板厚中心部の直径の計算の仕方ですが、外径から2回肉厚を引くと丸パイプの内径になるので丁度その半分の1回分、つまり外径から肉厚を引くと丸パイプの板厚中心部の直径が分かる訳です。中々頭のイイ発想ですよね。

豪雨災害への支援に関して03

この丸パイプの板厚中心部の直径にいわゆる円周率を掛けると丸パイプを作っている鉄板の幅が分かります。そして丸パイプを作っている鉄板の幅に肉厚と長さを掛けると丸パイプを作っている鉄板の体積が出て来ます。そして鉄板の体積に鉄の比重を掛けると丸パイプの重量になる訳です。但し鉄鋼業界では外径と肉厚はmmを使い、長さはmを使うので単位調整で1,000で割る必要があります。

これを計算式にすると:(外径-肉厚=丸パイプの板厚中心部の直径) × 3.1416(=円周率) × 肉厚 × 1(=長さ1m) × 7.85(=鉄の比重) ÷ 1,000(=単位調整) = 丸パイプ1m当たりの重量になり、そしてこの数式の数字の部分を後ろに集めてを置き換えると、(外径-肉厚) × 肉厚 × 3.1416(=円周率) × 1(=長さ1m) × 7.85(=鉄の比重) ÷ 1,000(=単位調整)となり、(外径-肉厚) × 肉厚 ×3.1416x1 × 7.85 ÷ 1,000 = (外径-肉厚) × 肉厚 × 0.02466になるんですね。

尚上記の重量計算式と主な外径/肉厚の重量は当社カタログのプロダクトガイドにも記載がありますので、是非ご参考下さい。

プロダクトガイドのダウンロードはこちら

”じゃあ角パイプの重量計算ってどうやるの?”と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思いますが、そちらにつきましてはまた次回以降のメールマガジンにて説明させて頂ければ幸いです。その他にも聞きたいこと/確認したいことがあれば、お気軽に当社までご連絡下さい。


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