大和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”と私中村の、日々の製造現場で行われている会話を通じて、皆さんと一緒に安全に関する気付きや疑問を深掘りし、“0災害の追求”を深めていくことを目的としています。
突然ですが、塗料やシンナーの容器に貼られた“ひし形の絵表示”、何を意味しているか説明できますか?そしてその中身のSDSを、最後に開いたのはいつでしょうか?
そんな疑問を踏まえて今回の“安全ブログ”では、SDSとGHSラベルを現場でどう活かすかについて深掘りしていきます。
引続きこのブログの構成やドラフトは、Anthropic社のCLAUDEを活用し作成していますので、安全関連の情報発信やその効率性・効果性について何かお気付きの点や気になることがあれば、以下のリンクよりご遠慮なくお問い合わせください。
GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)とは?
化学品の危険有害性を、世界共通のルールで分類し、絵表示や注意喚起語を用いて分かりやすく伝える仕組みです。日本では労働安全衛生法などに基づき、対象となる化学品の容器にラベル表示が義務付けられています。
絵表示は全部で9種類。いずれも赤いひし形の枠に、黒いシンボルが描かれます。
〈現場でよく見る3つ〉
・炎: 引火性。火気厳禁です。
・感嘆符(!): 刺激性。目・皮膚・のどへの刺激があります。
・人体のシルエット: 健康有害性。吸い続けると臓器などに影響が出るおそれがあります。
〈ほかの6つ〉円上の炎(支燃性・酸化性)/爆弾の爆発(爆発物)/ガスボンベ(高圧ガス)/腐食性(皮膚や金属を腐食)/ドクロ(急性毒性)/環境(水生環境有害性)
出典:厚生労働省「職場のあんぜんサイト」、経済産業省「ラベル表示・SDS提供制度」
“炎”は引火性。火気厳禁という意味だ。“感嘆符”は刺激性で、目や皮膚、のどに来る。そして“人体のシルエット”は、長く吸い続けると健康に影響が出るという合図だ。
SDS(安全データシート/Safety Data Sheet)とは?
化学品を安全に取り扱うために必要な情報をまとめた文書です。製造者・販売者から提供された、16の項目で構成されています。
〈現場でとくに役立つ項目〉
・第2項 危険有害性の要約(GHS分類・絵表示)
・第4項 応急措置(目に入った・皮膚に付いた場合の対応)
・第7項 取扱い及び保管上の注意
・第8項 ばく露防止及び保護措置(必要な保護具)
出典:厚生労働省「職場のあんぜんサイト」モデルSDS
どんな危険があるか、どんな保護具が必要か、こぼした時はどうするか、万一体に付いた時はどうするか。全部そこに書いてあるんだよ。
“分からない”と言える人がいる職場は、強い職場だよ。
塗料やシンナーなどの有機溶剤は、現場で日常的に使うものです。だからこそ、容器の表示と中身の情報を、正しく読めるようにしておきたいと考えています。
GHSラベルは、容器がひと目で出している危険の合図です。有機溶剤では“炎(引火性)”、“感嘆符(刺激性)”、“人体のシルエット(健康有害性)”をよく目にします。
SDS(安全データシート)は、化学品の詳しい取扱説明書です。危険性、必要な保護具、こぼした時や体に付いた時の対応まで書かれています。
現場での使い方は三つ。使う前に絵表示を見る、分からなければSDSを開くか仲間に聞く、小分けした容器にも必ず同じ表示をする。
とくに大切なのが三つ目です。中身の分からない容器は、次に手にする仲間にとって一番あぶない容器になります。自分が分かっていても、仲間は分かりません。
そして「今さら聞けない」と思わないでください。絵表示が読めないことは、恥ずかしいことではありません。読めないまま使うことが危ないのです。“分からない”と言える職場が、強い職場です。
ラベルを読むことは、自分を守ることであり、次に使う仲間を守ることでもあります。「自ら考え、仲間と共有し、行動する」の積み重ねこそが、“0災害の追求”につながっていくと我々は考えています。
なお、有機溶剤そのものの取り扱い手順と、目や皮膚に付いた場合の応急処置については、次回の“安全ブログ”で改めて深掘りしていきます。
今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。
最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。
大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎