ブログ | 大和鋼管工業株式会社

手と足元の備えと、災害から身を守る心構え。

作成者: 中村 慎市郎|2025.12.09

大和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”と私との遣り取りの中で、製造現場で得た日々の気付きや疑問を深掘りし、皆さんと一緒に“0災害の追求”の考え方と実践を充実させていく事を目的としています。

前々回からのテーマは、現場で使用している“保護具”についてです。三回目となる今回は、“手袋と脚絆(きゃはん)”について使用上の課題や注意点を深掘りしていきたいと思います。

またこれ迄と同様に、ブログの構成とドラフトにはOpenAI社のChatGPTを活用していますので、安全関連の情報発信に取り組む皆さんの、効果や効率の向上の参考にしていただければと思います。

中村: お、池田くん。それは作業前点検かな?


 

池田: はい。最近ちょっと革手袋がくたびれてきてる気がして…。小さな破れもあるんで、そろそろ交換しようかと。

 

中村: それは良い判断だね。革手袋って、火花や摩擦、切創や熱など、いろんな危険から手を守る大事な保護具だからね。一部でも破れていたら、そこからケガにつながる可能性が増えてしまうからね。

池田: 本音を言うと「素手のほうがやりやすいな…」って思うんですけど、先輩には「作業は効率より安全が優先だ」って注意されました。

中村: うん、その通りだね。細かい作業もあるけど、手をケガしたら元も子もないからね。素手の方がやりやすいっていうのはもっともなんだけど、我々の仕事の優先順位は常に、安全の確保/品質の担保/歩留り・生産性の向上の順だよ。保護具は“自分を守る鎧(よろい)”みたいなものだね。


池田: 確かに、細かい作業でも使用する手袋の種類や作業の仕方を工夫すればいけますね。安全最優先の実践を”真っ当、前向き”に徹底していきますね。

 

中村: そうそう。あとは脚絆も忘れちゃいけない。目立たないけど、鉄粉や火花、切粉が足首や裾から入るのを防いでくれる大事な保護具だよ。

 

池田: 脚絆って、実は最初つけるのが面倒だなって思ってたんですけど、火花がズボンの裾に入った時にヒヤリとして…その時に効果を実感してから、毎回シッカリ装着する様にしてます。

 

中村: それは貴重な体験だったね。脚絆は地味だけど、足元の安全を守る“縁の下の力持ち”なんだ。特に溶接や炉前の作業では、ちょっとの油断が大きな災害につながることがあるからね。

 

池田:ヘルメットとかメガネ、手袋は意識しやすいけど、脚絆の重要性は見落としがちですね。




中村: そう。だからこそ、保護具は“ただ着けるため”のものじゃない。“自分と仲間を守るために、正しく着ける”っていう意識が必要なんだ。先人や先輩の苦い経験を踏まえて、今の形になってきた訳だからね。

 

池田: なるほど…。現場で働いてきた皆さんの、今迄の苦難や努力の結晶なんですね。また日々の装着するだけじゃなく、点検や交換も含めて“使い方”への理解と実践が大切ですよね。

 

中村: そうだね。破損したまま使う、汚れたまま放置する、正しい位置で装着しない…。
どれも事故の入り口になりうる。保護具は最後の砦だけど、実際に自分を守ってくれるのは使う人自身の意識や習慣なんだよ。


池田: なるほど。今日からは、保護具を付ける時間を、気を引き締める切掛にします!


 

中村: うん、池田くんのその姿勢が、周りにも安全の意識を広げると思うよ。
”0災害の追求”っていうのは、特別なことをするわけじゃなく、こういう小さな一つ一つを全員が丁寧に積み重ねることなんだ。

 

 

革手袋や脚絆といった保護具は、時にその重要性が見落とされがちですが、私たちの体を直接的な危険から守る最終防衛ラインです。

「手袋が破れていないか」、「脚絆が正しく固定されているか」――こうした日々の確認と意識、そして正しい使用の実践/反復/定着が、重大災害を未然に防ぐことにつながります。

そして、保護具の使用を“義務”と捉えるのではなく、“自分と仲間を守るうえでの選択”だと思う事が重要です。装着・点検・交換、その一つひとつの積み重ねが、”0災害の追求”の文化を育て、安全への歩みを確かなものにします。

保護具に込められた意味を一人ひとりが今一度見つめ直し、今日も明日も0災害の追求”としての一歩を、確実に積み重ねていきましょう。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎