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ベテランの働き方(後半)―安全配慮と技術の継承―

作成者: 中村 慎市郎|2025.11.11

大和鋼管の中村です。この“安全ブログ”は、若手社員の“池田さん”が日々の製造現場での業務で得た気付きや疑問を、私との遣り取りの中で深掘りし、皆さんと一緒に“0災害の追求”の考え方と実践を充実させる事を目的としています。

十三回目となる今回のテーマは前回につづいて、大和鋼管の“ベテランの働き方”についてです。
関連ブログ: ベテランの働き方 (前半) ―長く働ける仕組みと、“0災害の追求”への貢献について。―

今回もOpenAI社のChatGPTを活用して、これ迄と同様にブログの構成とドラフトを作成していますので、安全関連の情報発信に取り組む皆さんのを効果/効率の向上の参考にしていただければ幸いです。

池田: 中村さん、ベテランとしての平川さんの働き方を見ていると、年齢を重ねてもあれだけ現場で活躍できて信頼されているのはすごいなって思うんですけど、年齢を重ねると体の動きとか注意力とかは変わってきますよね?

 

中村: その通りだよ、池田くん。だからこそ、会社としても高年齢の社員が安全に、安心して働ける環境を整えることが重要だと考えている。体への負担やリスクをできるだけ避けるための配慮は欠かせないんだ。

 

池田: 具体的には、どういったことをしているんですか?


 

中村: 例えば、60歳以上の社員にはフォークリフトやトラックの運転を原則として任せないようにしている。これは視力や判断力の変化に配慮した措置なんだ。もちろん、職務上必要な場合は例外もあるけど、基本的には「無理をさせない」ことが大前提。

池田: なるほど…。高い場所での作業とかも危ないですよね?

 

 

中村: その通り。高所作業についても、2メートル以上の高さには原則昇らないようにしてもらっているよ。脚立や足場を使うときには慎重になってもらうし、もし必要があれば若手がサポートする。“年齢を重ねても活躍してもらうには、環境を整える”という考え方が基本なんだ。


池田: じゃあ、重いものを持つ作業とかも…?


 

中村: もちろん、重量物の取り扱いも極力控えてもらっている。フォロー体制を整えて、若手が中心に担う。ベテランにはその分、監督や指導にまわってもらうことで、全体のバランスが取れるようにしているんだ。

 

池田: でも、作業が制限されてしまうと、本人たちはどう感じるんでしょうか?「まだまだやれる!」って思う人も多そうですよね。

 

中村: そこは難しいところだけど、「無理をさせない」ことが長く働いてもらうための近道なんだよ。だから面談の場では、健康状態や本人の希望をしっかり聞きつつ、働き方をすり合わせるようにしている。

 

池田: なるほど…。最初は少し寂しく感じるかもしれませんが、若手に技術を教えることにやりがいを感じて貰えると嬉しいですね。



中村: そうだね。長年の経験から得た技術やノウハウは、紙に書けるものばかりじゃない。だからこそ、現場で後輩に伝えていく生きた技術伝承”が大事なんだよ。

 

池田: 確かに。私も色々と平川さんには教えて貰いました。最初は厳しかったですけど(笑)、今思うと、あの経験があったから自信が持てるようになった気がします。


 

中村: そう、それがまさに技術の継承だね。“教える”ことは”守る”こと。事故を未然に防ぐための判断基準や考え方を伝えることで、0災害の追求”にもつながっているんだ。

 

池田: なるほど…。一緒に働く中で、作業だけじゃなくて「考え方」まで引き継いでるんですね。

 

中村: そう。大和鋼管の現場は、そうやって世代を超えて”0災害の追求”が育まれてきたんだ。安全は”行動”で示すものだけど、“心構え”も大切。ベテランの働き方には、その両方が詰まっていると思うよ。

 

 

年齢を重ねても、安心・安全に働ける環境を整えること。

それは、個々の健康や能力に配慮した作業制限を設けるだけではなく、経験や知識を次世代へ継承する仕組みを支えることでもあります。

大和鋼管では、ベテラン社員の存在そのものが現場の安全と信頼を支える柱となっており、“仕事に遣り甲斐を、人生に生甲斐を”という考えのもと、0災害の追求”に向けた着実な歩みを続けています。

これからも“0災害の追求”の一環として、“安全/安心/健康に働き続けられる職場づくり”に多面的に取り組んでいきますので、引続きザックバランに皆さんと情報共有/意見交換をさせていただければと思います。

今回の安全ブログは以上です。このブログとの関連にかかわらず、“0災害の追求”の取組に関して、何かお気付きの点やご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。

最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。

大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎