大和鋼管の中村です。本年も宜しくお願い致します。
この安全ブログでは、顕在意識で“0災害の追求”を“真っ当、前向き”に進めていく上で、ポイントとなる“仕事に取り組む姿勢”として、“Never Lie to Yourself = 決して自分に嘘をつかない”、“Oppose Then Commit = 意見してから本気で取組む”、“Tough and Competent = 不屈に有能である”、そして“Agile (アジャイル) = 俊敏である”について、過去4回にわたり説明してきました。
そして5回目は、“Lean (リーン) = ムリ・ムダ・ムラが無い”についてお話ししたいと思います。改めて大和鋼管を含む我々one to ONEグループで掲げている、以下の八つの仕事に取り組む上での“身に付けるべき姿勢”は、以下の様になっています。
Never Lie to Yourself (ネバー ライ トゥ ユアセルフ) = 決して自分に嘘をつかない
Oppose Then Commit (オポーズ ゼン コミット) = 意見してから本気で取組む
Tough and Competent (タフ アンド コンピテント) = 不屈に有能である
Agile (アジャイル) = 俊敏である
Lean (リーン) = ムリ・ムダ・ムラが無い
Open (オープン) = 開かれている
Networked (ネットワークド) = 仲間及びパートナーと協力・連携していく
Empowered (エンパワード) = 信頼され、やる気が高い
先ず我々の社内資料で“Lean (リーン) = ムリ・ムダ・ムラが無い”は、“主体的な思考で期待のスレ違いを減らし、ヌケモレ/重複を避け、ムリ/ムダ/ムラを無くし、積極的な意思疎通によって常に効率/効果を追求することで、自身と組織の生産性を高めていく姿勢”と説明されています。
“0災害の追求”のベースとなる“頭と心と体の健全さ”を維持する為に極めて大事なのは、過剰なストレスの回避で、その多くは“人間関係”に端を発していることが殆どです。
特にライン作業等の製造現場に於いてはチームワークが求められ、その質は当然のごとく安全にも直結するので、仲間との“期待スレ違い”を無くす事は、”0災害の追求”を進めるうえで極めて重要です。
そしてその鍵となるのは“主体的な思考”です。そもそも誤解や勘違いは、頻繁に発生するとの想定の元、自ら“真っ当、前向き”に考え、質問・提案・リクエストすることで”期待スレ違い”を解消できれば、不用意に悩んだり落ち込んだりするストレスを回避できる可能性が高まります。
次に、“ヌケモレ/重複を避ける”という事は、“焦り”という集中し過ぎている状態や、“気の緩み”という集中力の欠如を回避する事に繋がっていきます。
ここでのポイントは“積極的な意思疎通”です。担当に応じて持場の確認をシッカリ行うと共に、常に自分に何かできることはないかと考える“1/2の責任”を以て自ら仲間のサポートし、大きな見落としや非効率をなくし、“焦り”や”気の緩み”を避ける事です。
そして以前に“リソース/パフォーマンス及び、ムリ/ムダ/ムラについて”というブログでもお話ししたとおり、“ムリ/ムダ/ムラ”を無くす事は正に、“0災害の追求”と“儲け続ける会社にする”ことを両立する上で、極めて重要な取組です。
つまり“Lean"とは、組織全体とそこに働く自分の生産性を“安全最優先”で高め、常に効率/効果を追求していく事ですが、それは正に“0災害の追求”と“儲け続ける会社にする”ことが両立している状態です。
その状態を実現するためには、組織として正に今達成しようとしている“進化し続ける目的”を、組織の“全体性への感性”を高め理解し、主体的に“自己管理”していく事が必要で、特に共に目標達成に取り組む仲間と、尊敬/勇気付けを以て“積極的な意思疎通”をできるかが、極めて重要になる訳です。
この“安全ブログ”の内容や我々の“0災害の追求”の取り組みについて、ご質問/ご提案/リクエストがございましたら、下記のリンクよりご連絡ください。
最後までお読み頂き感謝申し上げます。これからも“0災害の追求”に関わる、“為になり、役に立つ”情報を皆さんに共有して参りたいと思いますので、引続き宜しくお願い致します。ありがとうございました。ご安全に。
大和鋼管工業株式会社
代表取締役社長
中村 慎市郎