メッキ鋼管用語集

アルゴンランス

"アルゴンランス"は、大和鋼管の関連会社である"Daiwa Lance International (DLI)"が開発した、主に高温で溶けた"溶鋼"や"溶湯"と呼ばれる金属の内部へ、"アルゴンガス"を直接吹き込むために使用するランスパイプで、高温下で使用されるため、耐火物で覆うなど耐火性を高めるための工夫が施されています。

Argon Lance

"アルゴンガス"は、非常に安定した"不活性ガス"で、高温の金属と接触しても化学反応を起こしません。

そのため"アルゴンガス"は、製鉄所の"取鍋精錬"とも呼ばれる"二次精錬"や、アルミなどの非鉄金属の製造プロセスにおいて、金属自体の成分に悪影響を与えずに様々な処理を行うために、"アルゴンランス"を介して使用される訳です。

"アルゴンガス"を吹き込む詳しい目的は、以下の通りです。

  • 成分・温度の均一化: 強力なガス撹拌により、合金成分のムラを無くし温度を均一にする。

  • 不純物の浮上分離: 微細な不純物を気泡に付着させて液面へ浮上させ、クリーンな金属にする。

  • 脱ガス処理: 水素・窒素等のガスを気泡に抱き込んで排出し、製品の欠陥を防ぐ。

  • 化学反応の促進: 溶鉄とスラグを効率よく接触させ、脱硫などの精錬反応をスピードアップさせる。

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