合金層

合金層(ごうきんそう)とは、2つの異なる金属が分子レベルでくっつく化学反応を起こし混じり合って形成した金属の層のことを言います。”どれくらいメッキするのに時間を掛けるか”でその厚みが変わり、特性も変化します。原則としてゆっくりとメッキをすると合金層の部分が厚く、早くメッキすると薄くなり、合金層が厚いと組織構造が不安定になりメッキの剥離等に繋がります。

溶融亜鉛メッキの場合のメッキ層は、鉄と亜鉛が混じり合った”合金層”と亜鉛のみからなる”純亜鉛層”の二層より構成されており、サビを起こさない防錆性能は、鉄と亜鉛が混じっている合金層ではなく、亜鉛だけの純亜鉛層の厚さで決まります。

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つまり鉄と亜鉛が混じっている部分は、その鉄の部分がサビてしまうので、防錆性能という意味では不確実なものとなります。

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