CIF

”CIF”とは”Cost, Insurance, and Freight"の略で、1936年に国際商工会議所(ICC)が制定した国際貿易取引条件であるインコタームズ(INCOTERMS)によって規定されているコンテナによる船積み貨物の引き渡しで使われる貿易取引条件のひとつで、船積み貨物の引き渡しで使われる”FOB”価格に運賃•保険料を加えた運賃保険料込みの貿易取引条件です。

”CIF”による契約では、売主である輸出者は貨物の荷揚げ地の港で荷揚げするまでの運賃、海上保険料等の費用を負担し、荷揚げ以降の輸入関税、通関手数料を含む費用等は買主である輸入者の負担となります。注意が必要なのは危険負担つまりリスクが貨物が積み地の港で本船に積み込まれた時点で移転することです。

従って輸入港までの諸費用を売主である輸出者がすべて負担する為、売主である輸出者が海上保険を手配した後に運送中に事故が起きて貨物が損壊した場合でも、依然として買主である輸入者に代金支払い義務があります。

日本の貿易統計では、輸出は本船甲板渡し条件である”FOB”価格、輸入は”CIF”価格で計上されています。

CIF

  参考文献:Wikipedia_運賃・保険料込み条件(CIF)

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