地際加工

"地際加工"とは、鋼管を地中に差し込んだ際、大気中と地面との境界部分である地際が錆びやすいことから、防錆処理を行う加工を指します。

地際加工の防錆処理として塗装を行う場合、"地際塗装"とも呼ばれます。

"地際加工”を行なった部分に差込む深さの目安にするためのマーキングを入れる場合もあります。

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地際(じぎわ)は、下図の様に通気性が良く酸素が多い"地表部分"と通気性が悪く酸素の少ない"地表のすぐ下の部分"の境目になるため、酸素濃度と通気差が異なる環境にあります。

[JP][Blog]地際

その為、鋼管の"地表部分"と"地表のすぐ下の部分"で電位差が生じている状況になり、マクロセル腐食もしくは通気差マクロセル腐食と呼ばれる激しい腐食が発生します。

この腐食が生じる環境下で鉄製品の腐食は地中よりも最大で100倍早いとも言われている為、”地際加工”はこの腐食を抑止する為の有効な手段の一つだ考えられます。

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