「単管パイプでDIYした作品が汚れてしまった…」
「DIYで作った単管パイプの製作物を綺麗に保つ方法は無いの?」
「業者に頼むようなものではないから、自分でメンテナンスしたい」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
単管パイプを使ったDIYは、丈夫で長持ちする作品をどなたでも手軽に製作する事ができますが、時間の経過や使い続けるうちに汚れてくるのはもちろんで、経年劣化も避けられません。
そこで今回は、ご自宅でできる単管パイプDIY制作物のメンテナンス方法をお伝えします。ぜひご参考にしていただければ幸いです。
自分でできるメンテナンス!お手入れ方法の紹介
こちらでは、簡単にできるメンテナンス方法を具体的にご紹介します。
①中性洗剤を使って汚れを落とす
単管パイプ表面の汚れを落とすには、中性洗剤を使った洗浄がオススメです。洗い方は以下の通りです。
【必要なもの】中性洗剤/濡れた雑巾かスポンジ/乾いた雑巾
- 濡らしたスポンジや雑巾に洗剤をつけ、軽く泡立てる。
- 単管パイプ表面の汚れをこする。
- 濡らした雑巾で拭き取るか、水をかけて洗い流す。
- 乾いた雑巾で水気を拭き取る。
ここで、「酸性やアルカリ性の洗剤ではダメなの?」とお考えになったかもしれません。
酸性やアルカリ性の洗剤は落とす力が強い為、表面に付着している汚れだけでなく、単管パイプ表面を覆っているトップコートや、場合によっては亜鉛を剥がしてしまう可能性があります。トップコートが剥がれると亜鉛が外気に直接露出するのでそこから錆が発生しやすくなってしまいますし、亜鉛の剥離等は赤錆の発生に直接影響を及ぼします。
中性洗剤であればトップコートや亜鉛の劣化や剥がれが起こりにくい為、当社では中性洗剤の使用を推奨しております。また、中性洗剤は身近で売っているので簡単に手に入りやすいのもメリットです。
上記の要領で作業を行うと、写真の通りシッカリと汚れが落ち、パイプや金具が輝きを取り戻しました。
中性洗剤で落ちない汚れに対しては、酸性やアルカリ性の洗剤の使用も検討する必要があります。中性洗剤で汚れが落ちきらず「どうしても汚れをキレイに落としたい!」という場合には、洗浄後に強い洗剤で拭いた部分を錆止め用の塗料で塗装し直すことで錆の発生を抑制することができます。
②錆が出た部分を新しい単管パイプと交換する
見た目が気になる方や、洗剤で洗う手入れが面倒な方は、単管パイプの交換がオススメです。
特に、単管パイプに錆が広がっている状態であれば、新しい単管パイプに取り替えることを推奨いたします。見た目の問題はもちろんですが、錆が進行すると単管パイプが劣化して脆くなり、安全/安心が損なわれる可能性がある為です。
単管パイプDIYの特徴は、パーツ交換のしやすさです。釘や接着剤ではなく、クランプやジョイントといった接合部品を使って組み立てられる為、劣化した部分だけを取り替えて長く使い続けられる事から、環境に優しいDIYといえます。
単管パイプDIYのパーツには、”スーパーライト700”がオススメです。”スーパーライト700”は当社と日本製鉄株式会社が共同開発した軽量単管パイプであり、従来の単管パイプであるSTK500よりも軽くなっておりますので、DIYパーツとしても扱いやすい製品です。
さらに、強度の高い素材を使っているので荷重に対する耐久性も抜群で、実際に建設/建築工事の現場の仮設足場としても数多く採用されています。ホームセンターやECサイトで簡単に手に入りますので、ぜひこのメンテナンスの機会にお試しください。
”スーパーライト700”を販売しているホームセンターについては、以下の記事をご参照ください。
ブログ:スーパーライト700がすぐ欲しい!!取扱いのあるホームセンターのご紹介。
メンテナンスの注意点!!!避けるべきNGなお手入れ。
こちらでは、単管パイプDIYのメンテナンスで避けるべき事を解説します。
NG①汚れをヤスリなどで削る
汚れをヤスリ等で削り落とすのは、単管パイプ表面に付着しているトップコートまで剥がしてしまう為、避けましょう。単管パイプを守る役割のトップコートが剥がれると、そこから錆が発生しやすくなってしまいます。
NG②汚れをシンナーで落とす
シンナーも、ヤスリで削るのと同様にトップコートを剥がしてしまう恐れがあります。単管パイプの強度を維持するためにも、シンナーのご使用はお控えください。
NG③汚れの上から塗装する
汚れを隠すために塗装しようとしても、汚れの上からだと塗料がうまく乗らなかったり、剥がれやすくなってしまったりする為、オススメできません。
塗装をし直す場合にも、まずは中性洗剤を使って汚れを落としていただくと、シッカリと綺麗に塗料を塗ることができますので、お試しください。
番外編:単管パイプ以外のパーツのお手入れ
2022年08月に私たちが実際に制作し外置きしてあった単管パイプ棚では、単管パイプは地面に近い部分に汚れが付いている程度でしたが、木の板には塗装などを施していなかったため、板に汚れやカビが発生している状態でした。
今回はパイプ洗浄と共に、板をニスで塗装した新品のものに取り替えました。
単管パイプの洗浄と板の取り替えを行なったことで、棚が新品同様キレイに生まれ変わりました。
板取り替えの手順としては、板と金具を留めていたネジを外して棚を分解し、塗装した新たな板をネジで留め直して棚を組み直すだけです。金具やネジは元々使っていたものを使うので、用意したのは板と板に塗装するニス/工具のみでした。
このように、気になるパーツのみを入れ替えて長く使うことができるのも単管パイプDIYの良いところですね。
まとめ
今回は、単管パイプでDIYした作品のメンテナンス方法についてご紹介しました。
定期的にお手入れを行っていただくことで、DIYした制作物を綺麗に長持ちさせることが可能です。ご自分でお作りになった世界で1つのDIY作品を安全/安心に長くお使いいただく為にも、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
記事内でご紹介させていただいた軽量単管パイプ”スーパーライト700”についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、ご活用ください。
当社では、皆様の"為になるお役立ち"に繋がる情報発信を行っております。もし単管パイプ等について何かご質問やご要望等がございましたら、以下のページからお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき心より感謝申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。