メッキ鋼管用語集

機械構造用炭素鋼鋼管

"機械構造用炭素鋼鋼管"とは、機械・自動車・家具、その他機械部品などに使用されている"炭素鋼鋼管"の一種で、通称である"JIS規格"が広く認知されている"日本産業規格" では、"JIS G 3445"と規定されています。

"機械構造用鋼管"は、アルファベットで"STKM (エス・ティー・ケー・エム)”と記号表記されますが、"ST"は日本語で鋼管を意味する"Steel Tube"、"K"は日本語の"構造"のアルファベット表記"Kouzou"、"M"は機械を意味する"Machine"を組み合わせた略称になっています。

"機械構造用鋼管"は、”化学成分”や”機械的性質によって22種類に分類され、"STKM11A"の様に11から20までの数字とAからCまでのアルファベットの組み合わせによって表されます。

"STKM"の後の”数字”は、鋼管の特性を示す”鋼種”の番号で、以下の”日本産業規格”の一覧表にある通り、数字が大きくなるほど”引張強さ”や”降伏点”が高くなる傾向がありますが、”加工性”や”伸び”は使用状況により低下する場合があります。

一方で”数字”の後の”アルファベット”は、主に”化学成分”とそれに伴う”機械的性質”の違いを示しており、各種類のなかでも”引張強さ”の最も低いものがAとなる傾向があります。

       *日本産業規格 機械構造用炭素鋼鋼管 (JIS G 3445) 機械的性質より抜粋
[JP][Blog]STKMの表

    

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