EDI

“EDI”とは、英語の”Electronic Data Interchange”の略称で、企業や行政機関などがコンピュータをネットワークでつなぎ、伝票や文書を電子データで自動的に交換することを指しています。日本語では”電子データ交換”と訳されています。

平成元年に現在の経済産業省となる当時の通商産業省は、電子計算機相互運用環境整備委員会において、「"EDI"は異なる組織間で取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約(可能な限り広く合意された各種規約)を用いて、コンピュータ(端末を含む)間で交換すること」と定義しています。

"EDI"が導入されるまでに”企業間の情報のやり取り”は、下記の様に4つの段階を経て進化してきたと考えられています。

  1. 書類と人手の段階:人手による手書きの伝票や書類を郵便やFAXを使い交換していました。
  2. 個別情報化の段階:企業にコンピュータが導入された後も情報化は個別に行われていたため、郵便やFAXが用いられました。
  3. オフラインの段階: データをフロッピーディスクなどの磁気媒体へ出力し、受け取り側のコンピュータに入力する段階へ移行 しました。
  4. EDIの段階: 通信回線が利用され、ネットワーク上で直接にデータの交換が行われるようになりました。

また法律上では、“EDI”は電子取引にあたり、電子帳簿保存法”第10条の適用を受ける対象となっています。

参照リンク:EDIとは/一般財団法人日本情報経済社会推進協会

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