ツール・ボックス・ミーティング (TBM)

"ツール・ボックス・ミーティング"とは、英語の"Tool Box Meeting" の頭文字をとって”TBM”と表記され、略して”ティー・ビー・エム”とも呼ばれている、建設業や製造業の現場に於いて作業前に行われる、5~10分程度の短時間の打ち合わせのことです。

工具を収納している箱である"Tool Box (ツール・ボックス)"を開けていない状態、つまり作業を開始する直前に行われる現場でのミーティングとの意味から、このように呼ばれています。

"ツール・ボックス・ミーティング"の目的は、これから行う作業内容をシッカリ確認するとともに、現場で起こる可能性のあるさまざまな危険を、現物/現実を以て確認/特定して事前に対策を講ずることで不安全行動や事故を回避し、安全に効率良く業務に打ち込める環境を整えることです。

"ツール・ボックス・ミーティング"を毎日行うことで、作業者の"危険予知"等の安全に対する意識だけではなく、現場で要求される様々な問題・課題を解決していく能力を高める効果があると考えられています。

具体的な進め方としては、以下の3つの項目を中心に話し合いと確認を行っていくことが推奨されています。

① 作業内容の確認
② 危険ポイントの確認
③ 事故を発生させない方法の確認

出典:公益社団法人東京労働基準協会連合会/第5章 日常的な安全衛生活動より

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