ウイング車

ウイング車とはバン型車の荷室側面が天井部分まで一体的に跳ね上がり、両側面から荷物の積み下ろしができるトラックを指し、フォークリフトによる荷役作業が容易にできる省力化車両の一つです。荷台部分の側面が”鳥が翼を高く挙げている状態”に似ていることから、ウイング車と呼ばれています。

ウィング車

現在はウイングの開閉は、油圧や電動モーターを使い開閉される”上昇開閉タイプ”のモノが主流ですが、他にもウイングのオープン方向や角度を柔軟に変更ができる”フレキシブルオープンタイプ”や、片側のウイングが中心線を超えて大きく開くことができる”ターンオーバータイプ”があります。

ウイング車のメリット/デメリットは以下があります。

メリット
  • 両サイドがオープンになる為、フォークリフトを使った荷物の積み下ろしが格段にしやすくなる。
  • 通常のトラックの開閉扉では積み下ろしが困難な形状やサイズの荷物でも積載ができる。
  • ウイング車の荷室は密閉空間になる為、積荷の汚れや破損、盗難の防止ができる。
  • 簡易的な野外ステージなどの物流用途以外として使用ができる。
デメリット
  • 車体の側面が開放する為、積み下ろしの際に天井クレーンが使用できない。
  • フォークリフトを用いた作業ができる広いスペースが必要。
  • ウイングの開閉をするモーターや油圧装置などを搭載する為、車両重量が大きく燃費低下や最大積載量の減少してしまう。
新規CTA

RELATED WORD関連用語


RELATED ARTICLE関連記事