ヒューム

"ヒューム"とは、化学反応/燃焼/焙焼/蒸留/昇華などの過程で発生する蒸気の凝縮などによって生成される微粒子のことです。

"ヒューム"の粒径は 1 µm 以下で、粉砕・研摩などの機械的作用で発生する"ダスト"の粒子に比べて非常に細かく、一般に集塵処理しにくいという特性があります。

金属製錬の際に発生する金属酸化物が"ヒューム"の代表的な例ですが、発煙硫酸などの煙も"ヒューム"と呼ばれることがあります。

また一般に固体粒子で粒径が1µm 以下の場合を"ヒューム"、液体粒子で10 µm 以下のものを"ミスト"と呼びます。

また、"ヒューム"は身体に有害な物質を少なからず含んでいるため、溶接等の作業で長期間にわたって体内に取り込んでしまうと、作業者の気管支や肺胞内に蓄積され肺機能が低下し、様々な合併症を引き起こす"じん肺"を発症する恐れがあるので注意が必要です。

 

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