先メッキ鋼管

”先メッキ鋼管”とは鋼管に成形する前の鋼板の時点でメッキを施し、造管機によって成形・溶接された鋼管のことです。一方で鋼管に成形された後にメッキされた鋼管は、”後メッキ鋼管”とはあまり呼ばれず、”ドブメッキ鋼管”と呼ばれています。

先メッキ鋼管”先メッキ鋼管”は必要な造管機の設備が比較的安価であり、工程も拡張性が高く、最も普及しているメッキ鋼管です。”ドブメッキ鋼管”とは異なり鋼板へのメッキ時間が短い為、鉄と亜鉛の混じっている合金層が少なく純亜鉛層が厚くなります。

一方で”先メッキ鋼管”を溶接する際の熱で鋼板に施されたメッキはとれてしまうので、後処理として外面溶接部に溶射を施しており、また内面溶接部にメッキは施されず、犠牲防食による防錆効果を効かせる製品設計になっています。

 関連記事:メッキ鋼管用語集:ドブメッキ_当社HP

新規CTA

RELATED ARTICLE関連記事