精錬

"精錬"とは、電気分解や化学処理により金属の純度を高めることを指します。例えば鉄の場合は、鉄鉱石とコークスで銑鉄(せんてつ)を精製し、鋼を造り出すことが"精練"に相当します。

より具体的には、"鉄鉱石"と石炭を蒸し焼きにした"コークス"を溶鉱炉に入れて加熱すると、内部で酸化還元反応が起きて、炭素を約4%含む"銑鉄"が得られます。

の"銑鉄"を金属精錬専用の炉である"転炉"に入れて炭素量を減らしたものが、一般的には"鉄"と呼ばれている"鋼"であり、この過程が"精練"と呼ばれている訳です。

金属を"精錬"する方法は、金属の種類や性質によって異なりますが、基本的には以下のとおり、湿式精錬/乾式精錬/電解精錬の3つの方法が存在します。

  1. 湿式精錬: 金属を酸/アルカリ/溶媒などの水中で精錬する方法です。
  2. 乾式精錬: 金属を高温加熱し精錬する方法です。
  3. 電解精錬: 金属を電気分解によって精錬する方法です。

参照リンク:みんなの鉄学/一般社団法人日本鉄鋼連盟
                   
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