膜厚

溶融亜鉛メッキの"膜厚"とは、メッキを施した鋼材に付着している亜鉛の量をその厚み(μm)で表した数値です。

2021年のJIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法の改正で、メッキ量の評価は基準が亜鉛付着量[g/㎡]から"膜厚"に変わりました。

2021年のJIS H 0401改正の背景としては、以下の二点が挙げられます。

  • ISO 1461:2009に於いて亜鉛メッキの要求品質特性を膜厚を基準とし、膜厚計によって測定する方法を主としている事
  • 技術の進歩によって膜厚計の測定精度が向上し、簡単に精度の高いデータが得られるようになった事

また、以前は特注で製造された大型の亜鉛メッキ製品等は、直接法や間接法による検査が難しい事や均一性を証明する事が困難であるというデメリットがありましたが、基準が"膜厚"になったことで非破壊試験である電磁膜厚計での膜厚試験が実施できるようになりました。

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