見掛消費量

"見掛（みかけ）消費量"とは、鉄や銅及びアルミニウムなどの材料に関して、"生産量＋輸入量ー輸出量"で算出される統計値であり、その国や地域における"需要量"を表しています。

例えば、ある国においての"鉄鋼”の”見掛消費量"は、"鉄鋼生産量＋鉄鋼輸入量ー鉄鋼輸出量"で算出されますが、これはその国での鉄鋼需要量を表していると考えられています。

また鉄鋼は産業の基本的資材である為、その国の経済発展の状況をきわめて正確に表していると考えられており、”ひとり当たりの鉄鋼見掛消費量"がその国の経済状態を測る指標のひとつとなっています。

”ひとり当たりの鉄鋼見掛消費量"という指標は、一般的にその国の経済成長期に数値が急激に上昇した後、先進国型の経済に到達するとピークを示し、その後、緩やかに減少あるいは一定の値を維持する傾向にあります。

　・　ひとり当たりの鉄鋼見掛消費量（Kg/人）　＝　（鉄鋼生産量 ＋ 鉄鋼輸入量 ー 鉄鋼輸出量） ➗ 総人口