2023.02.15

パイプの破管はどう防ぐ?!巻き取り軸を凍結から守る3つの方法。

農業用ビニールハウスで冬になると心配になる事の一つに、巻き取り軸の破管があります。巻き取り軸が破管すると、パイプそのものの取替えが必要になるだけでなく、フィルムの破損や作業者の怪我等にも繋がりかねません。

その様なリスクを避ける為にも、巻き取り軸の破管を未然に防ぐことが望まれますが、「実際に何をすればいいのかわからない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、巻き取り軸の破管を防ぐ具体的なアイデアをご紹介いたします。具体的には、以下の3つの方法について解説させていただきます。

  • 接続部に補修テープを巻く
  • "コーキング"を行う
  • 抜け防止策は"ビス止め"ではなく"カシメ"にする

ブログ記事をお読みいただいた上で、ご参考にしていただければ幸いです。

巻き取り軸が破損する原因

[jp][Blog]巻き取り軸_01

巻き取り軸の破管は、気温が下がることによってパイプ内に入り込んだ水分が凍結し、膨張することで起こります。

水が氷に変化する際に体積は約10%増加すると言われており、内部からの膨張圧にパイプが耐えられなくなった時、ヒビや割れが発生してしまう訳です。

巻き取り軸の破管を防ぐ3つの方法

上記の要因を踏まえパイプの破管を防ぐためのアイデアとして、以下の3つの方法をご紹介いたします。

1. 接続部に補修テープを巻く

破管の直接の原因である"水分の凍結"を防ぐためには、そもそも水分をパイプ内部に入れないことです。

防水性の補修テープを巻取り軸の接続部に巻いて隙間を防ぐことで、水分が入り込むのを防ぐ効果が期待できます。単純ですが、最も安価で試しやすい方法といえます。

2."コーキング"を行う

"コーキング"とは、詰め物で隙間を塞ぐことです。巻き取り軸の接続部を”コーキング”することで、水分がパイプ内に入り込むのを防ぎます。

"コーキング"の材料は値段やサイズ等で様々な種類があり、ホームセンターやネット通販で手軽に購入することができます。

 参照リンク:モノタロウ様 コーキング

3. 抜け防止策は"ビス止め"ではなく"カシメ"にする

ビスを止めるために巻き取り軸に穴を開けると、そこから水分が入り込みやすくなる為、"カシメ"でパイプの抜けを防止するというアイデアです。なお、カシメは一度行うと外せなくなる点には注意が必要です。

詳しくは以下のブログで解説しておりますので、併せてご参照ください。
 ブログ:なるほど、カシメで解決!!!農業用ビニールハウス巻き取り軸の凍結被害。

"スーパーカラー"で巻き取り軸の耐久性をアップさせるご提案

雨や雪等の水分はパイプの接続部や穴からは入り込む事が多いですが、そもそも巻き取り軸自体が脆いと、劣化が早くなってしまいます。

当社の"スーパーカラー"は、農業用ビニールハウスの巻取軸という用途を念頭に開発されたパイプです。従来品に比べ3倍以上の耐食性を持つ鋼管であり、2016年の発売以来、多くの農家様にご愛用いただいております。

パイプ画像-スーパーカラー

資料はこちら︎

防錆性の秘訣は、内外面ともに施されたポリエステルコーティング。赤錆が発生しにくいことからパイプの交換の頻度が下がる為、長期的なコスト削減にも繋がります。スーパーカラー_断面図

まとめ

今回は、巻取り軸の破管を防ぐアイデアについてご紹介させていただいた上で、当社の巻き取り軸という用途を念頭に開発されたパイプ"スーパーカラー"をご紹介させていただきました。

定期的に巻き取り軸内の水分を抜く事ができれば理想的ですが、いちいちパイプを1本1本ビニールハウスから取り外して作業するのには多大な手間がかかり、現実的にはなかなか難しいところです。

今回は誰にとっても取り組みやすい3つの対策をピックアップいたしましたので、巻き取り軸が破管するリスクをシッカリ減らし、より長い期間にわたって安全/安心にお使いいただく為にも、是非ともお試しください。

もし何かご質問やご相談がありましたら、以下のお問い合わせページよりお気軽にお問い合わせください。また、当社ではパイプ凍結防止策のアイデアも募集しております。「凍結の防止にはこんな方法がある」というアイデアをお持ちのお客さまがいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただければ幸いです。

ご紹介させていただいた"スーパーカラー"についてさらに詳しく知りたい方は、以下のページから製品カタログがダウンロードできますので、お気軽にご活用いただければと思います。

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また当社では"スーパーカラー"のお見積もりも無料で承っておりますので、以下のページよりお気軽にお問い合わせください。ご入力から3営業日以内に担当から折り返しご連絡させていただきます。
新規CTA今回も最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。引き続き、宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。


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