結論:どれも間違いではない
結論から言えば、"コンベア"、"コンベヤ"、"コンベヤー"は、どの表記方法も間違いではありません。
何れも"conveyor"もしくは"conveyer"を元とした外来語の表記であり、発音や聞き取りの違いから生じたブレだと考えられ、また此等の製品・商品を取り扱い企業でも統一をしきれなかった為に、表記の揺れが発生していると思われます。
とはいえ、本当に正解がないのか、気になる方もいらっしゃるかと思いますので、辞書や国家規格等でどのように記載されているのか詳しく探索してみましょう。
![[JP]コンベア](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%99%E3%82%A2.png?width=500&height=256&name=%EF%BC%BBJP%EF%BC%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%99%E3%82%A2.png)
国語辞典・英和辞典での扱い
Weblio辞書にて、原語である"conveyor"を検索した結果は以下の通りです。
| conveyor 別表記:コンベア 「conveyor」の意味・「conveyor」とは 「conveyor」は英語の単語で、日本語に訳すと「搬送装置」や「コンベヤー」を意味する。工場や倉庫などで物品を一定の経路に沿って移動させるための装置を指す。また、比喩的には、ある状態から別の状態へと物事を移動させる役割を果たす人や組織を指すこともある。例えば、知識や情報を伝える教師やメディアを「conveyor」と表現することがある。 参照:Weblio辞書(実用日本語表現辞典) |
"コンベヤー"の検索結果は以下の通りです。
|
コンベヤー【conveyor】 |
なお、"コンベヤ"で検索したところ例文/使い方/用例/文例のみの記載となり、詳細は出てきませんでした。
英和辞典で検索した結果は以下の通りです。"コンベヤー"の表記が多く見られます。
| ・conveyor 譲渡者、譲渡人、運搬人,輸送者、運搬機、ベルトコンベヤー ・conveyer 運搬人、伝達者、コンベヤー、譲渡人 |
日本語の搬送装置を指す場合は、"conveyor"が一般的になっており、"conveyer"を使うのは稀です。ちなみに、不動産等に於ける権利譲渡といった遣り取りの中では、"conveyor"が譲渡者という意味で使われることもある様です。
JIS規格での扱い
日本工業規格である"JIS規格"では、以下の通りとなっています。
2.1.1 コンベヤの基本用語
| 番号 | 用語 | 定義 | 対応英語 |
| 10000 | コンベヤ | 荷(運搬物又は搬送物)を連続的に運ぶ機械。 | conveyor |
"JIS規格"では、用語として使用する際は"コンベヤ"、英語表記だと、"conveyor"となっています。
さて、ここで規格票の構成や作成方法について定めた"JISZ8301:2019 規格票の様式及び作成方法"を見てみると、外来語の表記は主として"外来語の表記(平成3.6.28 内閣告示第2号)"によるとされています。
この内閣告示の"外来語の表記 留意事項その2(細則的な事項)"によれば、"長音は,原則として長音符号「ー」を用いて書く。"と定められています。例えば、コンピュータではなくコンピューターといった形です。
そうなると、"コンベヤー"が正しいようにも思えます。ですが、内閣告示には慣用に応じて「ー」を省くことができるとも記載されています。慣用として使われていれば、"コンベヤ"は誤りとはいえない訳です。
なぜ当社は"コンベア"と書くのか?
大和鋼管としては、此等の製品の材料となる鋼管を提供する製造業者として、本来であれば"コンベヤ"と表記すべきかもしれませんが、私たちのブログでは敢えて"コンベア"を採用して表記を統一しています。
その理由は、より多くの読者の皆さまの"検索のしやすさ"を基準に判断しているからです。
私たちはブログ作成時に、"Googleトレンド"という世の中の検索キーワード需要を確認できるツールを参考にしていますが、実際に、過去1年間の"コンベア"、"コンベヤ"、"コンベヤー"の需要数を比較した結果が下記のとおりです。

ご覧の通りこの一年間に於いては、"コンベア"が"コンベヤ"に対しては4〜5倍の間、"コンベヤー"に対しては60倍以上と圧倒的に多く検索されております。他にも"鍍金"は"メッキ"と表記する方が、検索されやすくなります。
つまり結果として"コンベア"を採用した方が、我々はより多くの読み手の皆さまに繋がることができ、"為になるお役立ち"をお届けできる訳です。
従って情報発信に於いては、世の中の皆さまにより広く使われている身近な言葉を採用することが重要であり、当社は本件に関してもこの方針に則り、"コンベヤ"や"コンベヤー"ではなく"コンベア"を採用することになったのです。
まとめ
今回は"コンベア"という表記について私たちなりに探索した内容をご紹介するとともに、なぜ当社のブログで"コンベア"と表記しているのかについて詳しくお伝えしました。
結論として、"コンベア"、"コンベヤ"、"コンベヤー"は表記は異なりますが、指しているものはすべて同じで、どれも間違いではありません。
一方で私たちは、より多くの読者の皆さまに"為になるお役立ち"をお届けするために、今後もブログに於いては"コンベア"の表記で統一して参りたいと考えておりますので、ご理解いただければ幸いです。
今後も鋼管メーカーとしての視点を活かし、さまざまな疑問や悩みについて調査していきますので、当社ブログについてご興味があれば下記のフォームよりお申し込みください。
また、当社へのご質問やご相談、取り上げてほしいテーマのリクエスト等がございましたら、以下のお問合せページよりお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今度ともよろしくお願いいたします。
執筆者紹介
- タグ:
- コンベア
