メッキ鋼管用語集

セーフガード措置

"セーフガード措置"とは、貿易において特定の輸入品が急増し、国内産業への重大な損害が生じる恐れがあると認められた場合に、一時的にその輸入に制限をかける貿易救済措置のことを指します。"セーフガード"や"SG措置"と呼ばれることもあります。
[JP]セーフガードイメージ図
"セーフガード措置"は、国際貿易のルールに基づいて適用され、適切に運用されることで国内経済の健全な発展を支える役割を果たします。具体的な対応としては、関税の引き上げや輸入数量の制限などが行われます。
 
"セーフガード措置"は"アンチダンピング措置"などの他の貿易救済措置と比較して発動要件が厳しい点が特徴です。
 
日本では2000年に農林水産省の要請で"セーフガード措置"の調査を開始し、2001年にねぎ/生しいたけ/畳表の三品目に対して関税を追加する"暫定措置"が発動したことがありますが、実際に"確定措置"の発動には至らず、調査の段階で終了しています

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