メッキ鋼管用語集

アンチダンピング措置

"アンチダンピング措置"とは、国際貿易において他国からの"ダンピング"とも呼ばれる不当な価格競争を防ぎ、国内企業を守る為に行われる行政対応のことです。"アンチ・ダンピング措置"や"AD措置"と表記されることもあります。
 
"ダンピング"とは、輸出国の企業が輸出国内での販売金額よりも価格を引き下げて他国へ製品を輸出する行為のことで、日本語で"不当廉売"とも呼ばれています。
 
"ダンピング"により国内企業が損害を受けていることが認められた場合に、引き下げられた価格分を関税として国が課税することを"アンチダンピング措置"もしくは"アンチダンピング"といいます。
[JP]アンチダンピングイメージ図
 
"アンチダンピング措置を行うことで"ダンピング"された海外製品との価格競争の激化が抑えられ、国内製品の販売数量と価格の回復や、国内企業の利益確保に繋がります。
 
"アンチダンピング措置"は、国内産業の保護や公正な競争環境の維持を目的として、"WTO協定"で国際的に認められています。
 

RELATED ARTICLE関連記事