メッキ鋼管用語集

アキュームレーター

"アキュームレーター"とは、英語の"accumulator"のカタカナ表記で、エネルギー関連や物流システム及び生産プロセス等において、一時的に物体や荷物を蓄積/保持するための装置を指します。[JP]1779975

エネルギーには、"電気エネルギー"や"熱エネルギー"などを含むほか、流体の圧力エネルギーを他の高圧流体エネルギーに変換して蓄えておく装置も"アキュームレーター"と呼ばれており、主に油圧系や蒸気系の流体機器に使われています。電気に於ける"バッテリー"と似た働きをしており、日本語では"蓄圧器"と訳されています。

英語の"accumulate"が"蓄える"や"積み重ねる"という意味を持っていることから、蓄えたり積み重ねる対象によって技術分野ごとに異なった装置、すなわち"アキュームレーター"が存在します。

例えば、コンピュータ分野では演算結果を一時保存したり、そのまま次の演算に使う"累算器"、電力分野では"蓄電池"が代表的な"アキュームレーター"と言えます。
参考リンク: アキュムレータ(機械)
参考リンク: アキュムレータ(コンピュータ)

また、搬送機器やコンベアシステムなどの物流システムや製造業の生産プロセスにおいては、"アキュームレーター"はシステムの一部として物体などを一時的に保持する役割を果たしています。

これにより、後続の作業や処理が追いつかない場合でも、連続的な搬送や生産が可能となりますが、そのことによりラインの停止や停滞を防ぎ、生産性を向上させます。

すなわち、"アキュームレーター"は、物流システムや生産プロセスの全体最適に向かって、効率を向上させるために使用されていると言えます。


RELATED ARTICLE関連記事