メッキ鋼管用語集

バイオマス

"バイオマス"とは、英語で生物資源を意味する"bio (バイオ)"と量を意味する"mass (マス)"から成る造語で、一般的には、石油等の化石資源を除いた再生可能な生物由来の”有機性資源”と認識されています。

従って"バイオマス"は、生物が太陽エネルギーを使って、水と二酸化炭素から”光合成”によって生成した”有機物”であり、私たちのライフサイクルの中で持続的に再生可能な資源となります。


つまり"バイオマス"を燃焼させた際に放出される二酸化炭素は、石油等の化石資源を燃焼させて出る二酸化炭素とは異なり、生物の成長過程で”光合成”により大気中から吸収した二酸化炭素です。

そのため"バイオマス"は、大気中で新たに二酸化炭素を増加させない"カーボンニュートラル"な資源になります。

"バイオマス"には以下の3つの種類があり、エネルギーや製品として活用していくことは、農山漁村の活性化や地球温暖化の防止、循環型社会の形成といった、日本が抱える課題の解決に貢献できると考えられています。

  1. 廃棄物系バイオマス 家畜排せつ物・食品廃棄物・廃棄紙・建設発生木材・製材工場等残材)
  2. 未利用バイオマス (稲わら・麦わら・もみがら・林地残材)
  3. 資源作物 (さとうきび等の糖質資源・とうもろこし等のでんぷん資源・なたね等の油脂資源・ポプラ)

    参考:バイオマスとは?農林水産省/九州農政局
        バイオマスの活用の促進/農林水産省

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