一般構造用炭素鋼鋼管
"一般構造用炭素鋼鋼管"とは、"足場"や"基礎杭"などの土木や建築用の構造物に使用されてている"炭素鋼鋼管"の一種で、一般的に"JIS規格"と呼ばれている"日本産業規格"では、"JIS G 3444"と規定されています。
"足場"や"基礎杭"以外にも、"農芸用鋼管"や"手すり"及び"車止め"等の構造物向けの用途に使用されており、幅広い分野で様々なアプリケーションとして活躍しています。
![[JP][Blog]単管パイプ置場2023.01.25](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5D%5BBlog%5D%E5%8D%98%E7%AE%A1%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E7%BD%AE%E5%A0%B42023.01.25.jpg?width=388&height=259&name=%5BJP%5D%5BBlog%5D%E5%8D%98%E7%AE%A1%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E7%BD%AE%E5%A0%B42023.01.25.jpg)
また"一般構造用炭素鋼鋼管"は、アルファベットで"STK" (エス・ティー・ケー)という記号で表されますが、"ST"は日本語で鋼管を意味する"Steel Tube"、"K"は日本語の"構造"アルファベット表記"Kouzou"を組合せた略称になっています。
"一般構造用炭素鋼鋼管"は、引張強度によってSTK290・STK400・STK490・STK500・STK540、の5種類の分類されており、例えば"STK500"であれば、機械的性質のうち「引張強さが500N/㎟以上」であることを表しています。
一般構造用炭素鋼鋼管 (JIS G 3444)
| 種類の記号 | 引張り試験 | 曲げ試験 | へん平試験 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 引張り強さ N/mm2 |
降伏点または 耐力 N/mm2 | 伸び % | 曲げ角度 | 内半径 (Dは管の外径) |
平板間の距離 (H) (Dは管の外径) |
|
| 11号試験片 12号試験片 |
||||||
| STK290 | 290以上 | – | 30以上 | 90° | 6D | 2/3D |
| STK400 | 400以上 | 235以上 | 23以上 | 90° | 6D | 2/3D |
| STK490 | 490以上 | 315以上 | 23以上 | 90° | 6D | 2/3D |
| STK500 | 500以上 | 355以上 | 15以上 | 90° | 6D |
7/8D |
| STK540 | 540以上 | 390以上 | 20以上 | 90° | 6D | 7/8D |