メッキ鋼管用語集

排出係数

"排出係数"とは、"カーボンニュートラル"等の環境関連の用語として、電力やガソリンなど一定のエネルギーを使用した際に、どれだけの"温室効果ガス"が出るかについて設定した数字を指します。

"排出原単位"と呼ばれる場合もありますが、企業などの組織が行った活動から排出される"温室効果ガス"の量を可視化する際に使用されています。



"排出係数"の単位は、どのエネルギーを使用しているかによって異なります。

電力の場合には、1キロワットアワーあたり何キログラムのCO₂が排出されるかを示す"kg-CO₂/kWh"が使用されています。また、ガソリンなどの燃料では、1リットルあたりのCO₂排出量を示す"kg-CO₂/L"が使用されています。

例えば、A社において使用した電力によってどれだけのCO₂が排出されたのかを計算する場合は、CO₂排出量 = A社の電力量(例 1,000kWh) x A社が使用している電力会社の"排出係数"(例 0.456kg-CO₂/kWh) = 456kg-CO₂となります。

各電気事業者の"排出係数"は、"排出係数(kg-CO₂/kWh)"= CO₂排出量÷販売電力量という計算式で求められますが、必ずしもこの計算式をもとに算出しなければならないという訳ではなく、環境省と経済産業省が共同でウェブサイト上に掲載している"電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)"を参考に計算する事が一般的です。
参考:温室効果ガス排出量 算定・報告・公表制度/環境省
   
電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)/環境省・経済産業省
  

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