メッキ鋼管用語集

鉄鋼スラグ

"鉄鋼スラグ"とは、鉄鉱石から鋼を作り出す還元/精錬の過程で生成される副産物のことで、道路の舗装材やセメントの原料、土壌改良材や防波堤の材料などにも再利用されており、環境に優しいリサイクル資源として注目されています。
[JP]スラグ
 
目的成分以外の溶融物資を指す"スラグ"のうち、金属の製造工程から生じるものは"金属製造工程起源スラグ"と呼ばれ、そこから"鉄鋼スラグ"と"非鉄金属スラグ"に分類されます。
 
"鉄鋼スラグ"の中でも、高炉で鉄鉱石を溶融/還元する際に生成されるものは"高炉スラグ"、鉄を精錬する際に生成されるものは"製鋼スラグ"に分類されます。
[JP]スラグ分類チャート
 
"鉄鋼スラグ"は、鉄以外の成分が石灰と溶融/結合したもので、酸化カルシウムやシリカを主成分としています。
 
"高炉スラグ"には、更にアルミナ・酸化マグネシウム・硫黄が含まれ、"製鋼スラグ"には”酸化鉄”と”酸化マグネシウム”が含まれています。
 

RELATED ARTICLE関連記事