メッキ鋼管用語集

JV (共同企業体)

建設業における"JV"とは、日本語で"共同企業体"を意味する英語の"Joint Venture (ジョイントベンチャー)"の略称で、資金力・技術力・労働力等を踏まえ、単一企業では請け負うことができない大規模な工事や事業を、複数の企業が協力して請け負う"事業組織体"のことを指します。

一般的に"JV"は、資本関係を以て"合弁"で事業を行いますが、建設業では必ずしもその限りではありません。

また建設業の"JV"の形態はひとつではなく、その目的によって"特定建設工事共同企業体 (特定JV)"、"経常建設共同企業体(経常JV)"、"地域維持型建設共同企業体(地域維持型JV)"、"復旧・復興建設工事共同企業体(復旧・復興JV)"の04つに分類されています。

  1. 特定建設工事共同企業体(特定JV)
    大規模かつ技術難度の高い工事の施工に際して、共同企業体による施工が必要と認められる場合に結成される"共同企業体"。

  2. 経常建設共同企業体(経常JV)
    中小・中堅建設企業が継続的な協業関係を確保し、その経営力・施工力を強化することを目的として結成される"共同企業体"。

  3. 地域維持型建設共同企業体(地域維持型JV)
    地域の維持管理に不可欠な事業に関して、継続的な協業関係を確保し、その実施体制の安定確保を図る目的で結成される"共同企業体

  4. 復旧・復興建設工事共同企業体(復旧・復興JV)
    大規模災害からの円滑かつ迅速な復旧・復興を図るため、被災地域の地元の建設企業の施工力を強化する目的で結成される"共同企業体"。

    参考:共同企業体制度 (JV)/国土交通省

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