トレーサビリティ

"トレーサビリティ (Traceability)"とは、”追跡”を意味する”Trace=トレース”と”能力”を表す”Ability=アビリティ”を組合せた造語で、日本語に直訳すると”追跡可能性”となり、製品が何からどのように造られたのかをどこまで”追跡”できるのかによって、その製品品質の信頼性をあらわそうとする取組です。

業界によって定義は多少異なりますが、製造業における"トレーサビリティ"の実現には、”いつ/どこで/誰によってモノが造られ、どう使用されたのか”を明確にすべく、原材料の調達から製造及びその消費から廃棄に至るまでの生産や流通の履歴を正確に記録/管理するシステムの構築が必要になります。

また国際標準化機構のISO9001でも”識別およびトレーサビリティ”という規定があり、その記載内容は下記の通りです。

国際標準化機構のISO9001 ”識別およびトレーサビリティ”

・製品およびサービスの適合を確実にするために必要な場合、組織はアウトプットを識別するために適切な手段を用いなければならない。
・組織は製造およびサービス提供の全過程において、監視および測定の要求事項に関連してアウトプットの状態を識別しなければならない。
・トレーサビリティが要求事項となっている場合には、組織はアウトプットについて一意の識別を管理し、トレーサビリティを可能とするために必要な文書化した情報を保持しなければならない。

 参考文献:トレーサビリティ weblio辞典

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