艶消し塗装

”艶消し塗装”とは、光の反射が少なく表面の光沢が少ない仕上がりになる塗装のことで、“艶なし”や“マット仕上げ”とも呼ばれます。
 
”艶消し塗装”は表面の輝きが抑えられるため落ち着いた上品な仕上がりになり、また光の反射を抑えるという点で周りの風景と調和させられるのがメリットです。
一方でデメリットとしては、塗料のグレードが同じな場合、”艶消し塗装”は”艶有り塗装”よりも耐候性が低くなる事があげられます。
 
これは”艶有り塗装”は表面が滑らかになりその滑らかさが光を正確に反射し艶として出るのですが、”艶消し塗装”は塗装表面に細かな凹凸をつけて光が乱反射して艶がないように見せているので、その細かな凹凸に汚れが付着しやすく、耐久性を下げてしまう原因となります。
 
現在ではこういった”艶消し塗装”のデメリットを軽減する方法もあります。例えば車のボディ等に施される”焼付けコーティング塗装”では、”艶消し塗装”した車体の表面にガラスコーティングを施し高温で加熱処理することで通常よりも表面の硬度を上昇させ、”艶消し塗装”の表面の凹凸をそのまま保護し耐久性を改善するといった方法が取られています。
 
マット塗装

 

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