通気差マクロセル腐食

”通気マクロセル腐食”は、金属や合金などの材料において、局所的もしくは隣接的に異なる通気等の環境条件が存在することで生じる特殊な腐食形態の一つです。

”通気差マクロセル腐食”の具体例の一つとして、農業用ビニールハウスのパイプの錆があります。

[JP]地際のサビ2023.09.22
画像引用元:livedoor Blog bata様  
ビニールパイプ地際部腐食の補修方 2022年07月30日投稿より

パイプが地表に露出している部分は外気から酸素が供給され易くなり”正極反応”による”酸化”が促進されます。一方で地中に埋設された部分は外気から酸素が供給され難く、"負極反応”による”酸化還元"が優勢になります。

この”通気”の差によってパイプが”マクロセル”と呼ばれる大きな電池のような状態になり、地表のすぐ下の部分が腐食する現象が”通気差マクロセル腐食”です。

 

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