防獣柵

 
”防獣柵”とは、野生動物が農場や庭園に侵入して被害を与えることを防ぐために設置される柵のことを指し、”侵入防止柵”や”防護柵”とも呼ばれます。
 
”防獣柵”には、強度の高い資材で侵入を防ぐ”金網柵”や”ワイヤーメッシュ柵”、触れた害獣に電気ショックを与える”電気柵”等の様々な種類があり、対象となる野生動物の特性や避けるべき獣害の内容に合わせ、適切な”防獣柵”を選択し正しく設置することが重要です。
 
害獣対策については、大きく分けて”個体群管理”、”侵入防止”、”生息環境管理”の3種類があり、”防獣柵”の設置は”侵入防止対策”にあたります。
 
”侵入防止対策”としては他に、常時監視や花火/ピストル等による追払いという方法がありますが、いずれも装置や人手を使って見張りをする必要がありコスト負担が高くなる傾向があることなどから、比較的低コストで導入できる”防獣柵”は、個人や企業で最も実行しやすい”侵入防止対策”の一つであると言えます。
 
また、”防獣柵”は農地や庭、屋外施設等に、シカやイノシシをはじめとした野生動物による農作物被害や侵入を防ぐ目的で設置されるケースが殆どですが、動物を管理する施設に於いては管理下の動物が野生動物と接触するのを避ける目的で設置されることもあります。
 
防獣網の外を移動する鹿の群れ

 

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