単管パイプやバタ角のキャップはどう選ぶ?!その種類と素材別の特徴・用途をについて詳しく解説。

 

私たちが製造販売している"単管パイプ"や"バタ角"、多くの現場において管端をカバーする様々な"キャップ"と組み合わせて使用されています。

しかし、"単管パイプ"や"バタ角"に使用される"キャップ"には、用途に応じて様々な種類があるため、どの"キャップ"を選べば良いか迷ってしまうことがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、現場のニーズを踏まえて"単管パイプ"や"バタ角"で使用する"キャップ"の素材や特徴について詳しく調べてみましたのでご紹介させてください。

皆さんの"キャップ"選びの一助になれば幸いです。

"キャップ”を装着する目的や重要性とは?

まず、初めに"単管パイプ"や"バタ角"にキャップを付けることの目的や重要性について確認できればと思います。

作業員の負傷や衣服の損傷の回避

むき出しになった"単管パイプ"や"バタ角"の管端は、鋼管を製造した際の切り口でなので、思わぬ衣服の損傷や場合によっては怪我を招く危険な箇所です。

もしも不意の接触で怪我人が出れば、現場の雰囲気は沈み、作業の手も止まってしまいかねませんが、"キャップ"で管端をカバーする事でこうしたリスクを排除し、安心して働ける環境を整えることに繋がります。

また、視認性の高い色のキャップを採用することで、接触そのものを回避する効果も期待できます。

バタ角/バタ丸への"ノロ"の侵入の回避

バタ角/"バタ丸"は、コンクリートで建築物の基礎を作る際に使用されるので、その内部に"ノロ"といわれるコンクリートの濁水やセメントペーストの侵入し固まってしまうと、資材が重くなり、現場で職人の方々が扱い難くなってしまいます。

そのため、バタ角/バタ丸は、"ノロ"の侵入を防ぐためにキャップの使用が徹底されています。

"キャップ"の素材とそれぞれの特徴とは?

"単管パイプ"や"バタ角"の”キャップ”には、プラスチックスチールゴムステンレスなどの様々な素材で造られており、用途に応じて使い分けされています。

ここでは"キャップ"を素材毎に分けて、各々の特徴を説明します。

プラスチック製キャップ

"プラスチック製キャップ"は、軽量そして安価でありながらカラーバリエーション豊富で、視認性が高く、一定の衝撃吸収性があるといった特徴があり、仮設足場の安全対策やパイプ管端部の保護として幅広く使用されています。

単管パイプ用のプラスチック製キャップ

"単管バリケード"などの保安用途に使用されるプラスチック製の"単管キャップ"においては、管端部分に衝突した場合に衝撃を和らげる事や、蛍光の反射シールが貼られているため、夜間でも目立ち通行する人々の注意喚起を促す事が可能です。

[JP]単管キャップ エコキャッピカ

バタ丸用のプラスチック製キャップ

前述のとおり、バタ角/バタ丸の内部へのコンクリートなどの流入を防ぐ為に使用される"キャップ"には、密着性が高く水にも強い"プラスチック製キャップ"が使用されている訳です。

[JP][Blog]ハイキャップF型_スーパーライト700

また"キャップ"が管端の外側に盛り上がっていると、現場で組み上げる際に寸法が狂ってしまったり、付着した汚れを落とす"ケレン"の作業中にキャップが外れてしまったりするので、バタ角/バタ丸用途のキャップには、管端の内側に凹んだ形状のモノが多く使用されます。

スチール製キャップ

"スチール製キャップ"は、強度があって紫外線による劣化にも強く、耐久性に優れているといった特徴があり、屋外で長期に設置される場合や、一部バタ角/バタ丸でも活用されています。

スチール単管キャップ

ハネキャップ

バタ角/バタ丸用の"キャップ"として有名な"ハネキャップ"は、内側に入り込むドーム状の形状になっており、管端に指がかかりやすくなっているため、持ち運びに便利です。

[JP]ハネキャップ

参考:株式会社 国元商会_製品情報_KSハネキャップ

"ハネキャップ"には、60角用/60角(1.6mm用)/50角用/φ48.6用(丸型)等のサイズバリエーションがあります。

また簡単に装着できるだけでなく、"キャップ自体"に付いているバネによって抜けにくくなっており、バタ角/バタ丸の端部を補強することができ、変形を防ぐ役割もあります。

打ち込みキャップ

"打ち込みキャップ"とは、"単管パイプ"の両端に"ミサイル型"と"座金型"のパーツを組み合わせて使用することで、杭として活用する為の"キャップ"です。


[JP]打ち込みキャップ

ハンマーの衝撃を吸収してパイプが潰れるのを防ぎながら、地面への打ち込みをスムーズにするだけでなく、変形や破損を防ぐ効果も発揮します。

ゴム製キャップ

"ゴム製キャップ"は、肉厚のゴム製保護カバーで、単管パイプの管端にある鋭利な部分を覆うことにより、作業員や通行人の安全確保を行い、壁面や周囲のキズ防止も行います。ゴム製単管キャップ

参考:アラオ株式会社_単管ゴムキャップ

ステンレス製キャップ

"ステンレス製キャップ"は、防錆作用が高く長期間の屋外向けでの使用に適しており、美観が良いため屋外のフェンスや手すりなどの"DIY"で多く使用されています。

ステンレス単管キャップ3

現場に合わせた単管キャップの選び方

"単管パイプ"や"バタ角"の性能を最大限に引き出すためには、用途に合った"キャップ"を選ぶことが大切です。

下記に"単管パイプ"や"バタ角"に使用するキャップの特徴と用途を、素材別にまとめてみましたので、ご参考にしていただければ幸いです。

素材 特徴 主な用途
プラスチック製

安価で且つ軽量なので、様々な用途に広く活用されています。

 単管バリケード・バタ丸等

スチール製 強度があり、紫外線に強く、耐久性も優れている。  バタ角バタ丸杭等
ゴム製 特に衝撃吸収性に優れており、安全性の確保に活用されます。  手摺り・壁面保護
ステンレス製

特に防錆性能が高く、長期間の使用に適していると共に、美観に優れる。

フェンス・手摺り・DIY等

まとめ

今回は、"単管パイプ"や"バタ角"で使用する"キャップ"の種類を、各種素材別の特徴と用途に分けて詳しくご紹介しました。

"キャップ"には、正に多様な種類があり、用途に適した素材や形状があるので、目的及び使用環境や期間に合わせて最適な製品を選定することがポイントです。

大和鋼管は、"単管パイプ"と"バタ角"を製造・販売しております。用途に応じた"キャップ"の選択や購入方法、"単管パイプ"と"バタ角"のお見積りやご相談等がございましたら、以下のページからお気軽にお問い合わせください。

"単管パイプ"や"バタ角"にキャップを取り付けての通常販売は行なっておりませんので、予めご了承ください。

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最後まで読んでいただき感謝申し上げます。他にも何かご質問や要望等があれば、何時でもご遠慮なくご連絡ください。
引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました

執筆者紹介

小原 学
小原 学
"施設園芸技術指導士補"の資格を持つ、勤続15年目の大和鋼管工業(株)企画部企画社員。大阪支店での豊富な営業経験から、農業資材/電線管の業界動向と現場での活用ノウハウに精通。資格に裏付けられた専門知識と顧客視点の融合で、読者の皆さまの業務効率化/製品選定に直結する実用的な情報を提供。

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