GXアロケーション方式
"GXアロケーション方式"とは、鉄鋼の製造工程で削減された"温室効果ガス"の削減実績を、元の"カーボンフットプリント(CFP)"と⽣産量の積となる排出量の合計を変えずに、任意の鉄鋼製品に割り当てる仕組みです。
"アロケーション"とは英語では"Allocation"と表記され、日本語で"配分"や"割り当て"を意味します。
![[JP]GX](https://www.daiwast.co.jp/hs-fs/hubfs/images/blog/%5BJP%5DGX.jpg?width=400&height=267&name=%5BJP%5DGX.jpg)
これまで日本の鉄鋼業界で主流として活用されてきた"GXマスバランス方式"では、環境価値を"削減証書"という形で製品とは切り離して販売してきましたが、証書込みの数字では正式な"CFP"とは認められないという専門家からの指摘もあり、国際的な基準との乖離が課題となっていました。
そこで、日本鉄鋼連盟が"ISO(国際標準化機構)規格"の"アロケーション/配分のアプローチ"に基づいて新たに開発したのが、工場全体での"温室効果ガス"の総排出量は変えずに、削減できた実績量の範囲内で、任意の製品に排出量を配分する"GXアロケーション方式"です。
具体的には、鉄鋼メーカーの努力による排出量削減という付加価値、すなわち"GX価値"が高い製品には低い"CFP"を、それ以外の製品には相対的に高い"CFP"を割り当てて全体の排出量の整合性を保つ事により、製品そのものの"CFP"を直接引き下げる事を可能にしました。
従って、顧客は"GXアロケーション方式"により"削減証書"という間接的な手段を利用する事なく、国際規格に基づいた低CFP製品そのものを直接購入できるようになった訳です。
"GXアロケーション方式"の具体的な算出ルールは、"鉄鋼製品に関するカーボンフットプリント製品別算定ガイドライン"に規定されています。
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