スパングル

”スパングル(英語:spangle)”とはメッキ鋼材表面に現れる花柄模様のことで、鋼材がメッキ槽から出て冷却され亜鉛が凝固する過程で、不純物や疵などから亜鉛の結晶化の際に生成して成長します。特に亜鉛メッキの効率や安定性を向上する為に活用されている鉛は顕著に影響を与えます。

スパングル

”スパングル”は模様の大きさによって模様が細かい”ミニマムスパングル”/通常形状の模様の”レギュラースパングル”/模様なしの”ゼロスパングル”という種類に分けられます。模様の有無によって耐食性には殆ど影響しませんが、近年では有害物質を削減する鉛フリーの要求から”ゼロスパングル”が使われるようになっています。

また表面を塗装する場合は塗料の下から”スパングル”の模様が浮き出てしまうこともある為、”ゼロスパングル”が好まれる傾向がありますが、塗装や美観及び好みなどの用途によって使い分けられており、特に海外では意匠性/差別化の観点で敢えてスパングルがある製品が好まれる事もあります。

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