ハイテン鋼

”ハイテン鋼”とは”高張力鋼”のことであり、英語では”High Tensile Strength Steel”と表記される為、その日本語読みの”ハイ テンサイル ストレングス”の部分が略されて”ハイテン鋼”と呼ばれています。

一般構造用鋼材との違いは引張り強度が高くなっている点で、最も流通している一般構造用鋼材の400材は引張り強度の保証値が400MPa*であるのに対し、国や鉄鋼メーカーによって定義は異なりますが、おおよそ490MPa以上の鋼材がハイテン鋼とされています。

従来ハイテン鋼は船舶や自動車の燃費を改善する手段として研究開発が進んできましたが、現在は軽量単管足場や農業用ビニールハウスの骨材等の建材分野でも、作業負担の軽減や強度改善/コストダウンを目的にその活用が広がっています。

*:MPa(メガパスカル)は、圧力/応力の単位で、国際単位系(SI)に於る固有の名称を持つSI組立単位です。

 参考文献:wikipedia_パスカル(単位)

700n-safety-security-01

新規CTA

RELATED ARTICLE関連記事