一時防錆

“一時防錆”とは、金属加工の工程において、時間の経過とともに部材が変色したり腐食することを防ぐ短時間の防錆処理のことを指しています。

”一時防錆”は製品としての仕上がりを重視するというよりは、製造後の一定期間おいての防錆性能の効果性が求められるため、その期間内の確実な防錆性と作業性や効率に優れていることが重要になります。

日本産業規格の“JIS Z0103:1996 防せい防食用語”においては、”一時防錆”は「作業工程、保管、輸送中などにおける短時間の防錆」と定められており、塗装などの最終的な防錆処理をするまでに錆が発生することを防ぐことが”一時防錆”の目的となります。

従って“一時防錆”の工程では、具体的には錆止め油/錆止め剤/錆止め紙及び錆止めフィルム等の比較的に安価な防錆材料が使用されています。

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