付着量

溶融亜鉛メッキの"付着量"とは、鋼材に施した亜鉛メッキ量を単位面積あたりの質量(g/㎡)で表した数値です。

 

2021年のJIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法の改正後は、メッキ量の評価は"膜厚"がベースとなる為、亜鉛付着量[g/㎡]は以下の計算式を用いて、亜鉛付着量[g/㎡]を膜厚[μm]に換算する必要があります。

膜厚[μm] = 亜鉛付着量[g/㎡] ➗ 7.2(亜鉛の密度[g/㎤])

JIS H 0401 溶融亜鉛めっき試験方法では、メッキ面積の算定が可能であれば以下の"直接法"もしくは"間接法"で付着量を測定する事が規定されています。

直接法

予め亜鉛メッキを施す前の鋼材の質量を測定し、亜鉛メッキを施した後の鋼材の質量も測定して"メッキを施した後の鋼材"と"メッキを施す前の鋼材"の質量の差から付着量を算出する方法。

間接法

既に亜鉛メッキを施した後の鋼材の質量を測定し、塩酸で亜鉛メッキのみを除去した鋼材の質量を測定して"メッキを施した後の鋼材"と"メッキを除去した鋼材"の質量の差から付着量を算出する方法。

 

 

 

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