メッキ鋼管用語集

展性 (てんせい)

"展性(てんせい)"とは、"可鍛性(かたんせい)"とも呼ばれ、物質が外からの力を受けた際に、破壊されることなく薄い板状やシート状に広がる性質のことで、金箔やアルミホイルのように強い圧力を加えると、ひび割れすることなく四方へ薄く押し広げられる特性を指します。

[JP]展性(てんせい)2

通常金属では、圧力が加わった際に原子の並びが柔軟にズレることでエネルギーを受け止め、千切れることなく広がっていきます。

しかし、"展性"の低い材料は、"結晶構造"や"不純物"の影響により、この原子の広がりが起こりにくく、一定の厚み以下になると破断してしまうという現象が起きます。

また"鋼"においては、"加工硬化"と呼ばれる、圧延を繰り返すことで内部の結晶が歪み、徐々に硬くなり"展性"が低下してしまう現象が知られています。

"金"や"銀"や"銅"及び"鉛"等は、"展性"に優れた金属で様々な用途で活用されています。

この"展性"に対比される性質として、材料が破壊されるまでにどれだけ変形に耐え、エネルギーを吸収できるかを示す"靱性"や、材料に引っ張る力を加えたとき、割れたり壊れたりせずに"塑性変形"して細長く引き伸ばされる"延性"があります。

更に"展性"と"延性"を合わせてた特性を"展延性"と呼ぶこともあります。

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