メッキ鋼管用語集

Scope2 (スコープ2)

"Scope2 (スコープ2)"とは、"温室効果ガス"の排出量を算定・報告するための国際的な基準である"GHGプロトコル"に於いて、他社から供給される電気・熱・蒸気の使用に伴って間接的に排出される"温室効果ガス"を指します。

例えば、他社で生成された電力を購入して自社のオフィスで使用する場合は、他社で電力を生成する際に発生する"温室効果ガス"を"Scope2 "として、自社で間接的に排出していると認識されます。



つまり自社が排出する"温室効果ガス"という点では、"Scope1"と"Scope2"は同じですが、"Scope1"が自社で製造する工程において直接的に排出される"温室効果ガス"であるのに対して、"Scope2"は他社から購入した電力などの使用によって、間接的に排出される"温室効果ガス"という点で異なります。

"Scope2"排出量を削減するためには、自社で使用している電力を、石油/石炭/天然ガスと言った"化石燃料"を元に作られる電力ではなく、太陽光発電などの"再生可能エネルギー"に由来する電力を使用する必要がある訳です。

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