メッキ鋼管用語集

オイルシール

”オイルシール”とは、回転軸における潤滑剤の漏れや異物の混入を防ぐ密封装置の一種で、形状は金属のリングと合成ゴムを組み合わせた環状のものが一般的です。
回転軸の”リップ”と呼ばれる内側は、中に入った環状のコイルばねに押されて軸が表面弾性的に密着する構造になっており、通常は機械の摩擦部分には機械を動きやすくするために潤滑油が入っているので、回転や往復及び揺動等を起す機械の軸まわりに”オイルシール”を装着することで、隙間から油が漏れるのを防ぎます。
 
このとき”オイルシール”は、完全に油が漏れないようにするのではなく、わずかに油を漏らすことで機械の動きをより滑らかにしており、更に外部から埃や土砂が機械内部へ侵入することを防ぐ働きもしています。
 
”オイルシール”は油だけではなく、機械に使用される水や薬液やガスなどが、外部に漏れないようにする目的で使用されるものもあります。
 
B.オイルシール_240627)B.オイルシール使用(油圧シリンダー1_240627)
 
 

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