カット賃

"カット賃"とは、1.0m1.5mといった短尺の軽量単管パイプや"単管パイプ"をはじめ、農芸用鋼管や一般管などあらゆるパイプについて、製造ラインで造管された後に、再度指定の長さに切断する必要がある場合に発生する加工代金を指しています。 また"カット賃"は"切断賃"または"切断加工賃"と呼ばれる場合もあります。


鋼管メーカーにおいて単管パイプを製造する場合、一般的には製造ラインで連続的に造管しています。

例を挙げると、1.0mや1.5mといった短尺の単管パイプの場合には、極端な生産効率の低下を避けるために一旦、製造ラインで造られた4.0m以上の長尺のパイプから再度、切断加工が施されます。その際に発生する加工代金が"カット賃"です。

また、単管パイプに限らず農芸用鋼管やその他鋼管の場合にも、原管を使用して切断加工が必要となる特殊な長さのパイプに対してはほぼ必ず"カット賃"が発生します。

ホームセンターの売り場やECサイトで軽量単管パイプ/単管パイプのメートルあたりの単価を比べた場合、1.0m1.5mといった短尺のパイプの方が4.0m以上の長尺のパイプよりも高くなる場合がありますが、これは、短尺の軽量単管パイプ/単管パイプの単価には販売元ごとに設定された"カット賃"が含まれているためだと考えられます。

参照ブログ:単管パイプを安く短く?! 切断にまつわるエキストラについて。

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