メッキ鋼管用語集

トラス構造

"トラス構造"とは、部材を三角形に組み合わせ、"ピン接合"によって連結している構造のことを指します。

"トラス構造"では、一箇所に荷重がかかっても"ピン接合"されている部材の回転により、各部材に軸方向の圧縮力か引張力しか発生せず、"曲げモーメント"を受けにくくなります。
 
トラス構造橋
 
結果として部材が変形しにくくなることから、現在の建築では主に大空間を覆う体育館やドームの屋根及び長い橋梁等の大スパン構造に"トラス構造"は用いられています。
 
"トラス構造"の三角形の組み方にはいくつかの種類があり、その中でも"ワーレントラス構造"、"プラットトラス構造"、"ハウトラス構造"、の三種類は広く活用されています。
 
Truss
"トラス構造"は、細い部材で構成できることから軽量化が可能で、見た目もスタイリッシュに仕上げることができるメリットがある一方で、費用が高額になりやすいことや、組み立てに時間がかかること、構造に一定の高さが必要になる等のデメリットが挙げられます。

 

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