メッキ鋼管用語集
メッキ鋼管用語集
"靱性(じんせい)"とは、物質が外からの力を受けた際、破壊されることなく衝撃や変形に耐える"粘り強さ"のことで、強い衝撃が加わっても、ひび割れや破断をすることなく衝撃エネルギーを吸収し、持ちこたえる特性を指します。

金属の場合、組織のバランスが優れた材料であれば、圧力が加わったときに微細な変形を繰り返すことでエネルギーを分散し、最終的な破壊を防ぎます。
"靱性"に対比される性質として、材料に力を加えたときに割れたり壊れたりせず、薄い板状に押し広げられる"展性 (てんせい)"や、材料が破壊されるまでにどれだけ変形に耐え、エネルギーを吸収できるかを示す"靱性"とは反対に、ほとんど変形しないままガラスのように一瞬でパリンと割れてしまう"脆性 (ぜいせい)"があります。
更に常温では粘り強い金属などの材料でも、環境の温度が下がることで金属の性質が急激に変化することにより、"靱性"が著しく低下して脆くなってしまう特徴は、"低温脆性 (ていおんぜいせい)"と呼ばれ、寒冷地や極低温環境下で鋼材を使用するケースで多く見られます。