スプリングバック

スプリングバックとは、鉄パイプ等の鋼材を曲げた時に、曲げた型から外すとある程度復元する現象です。

鋼材を曲げた時に、外側は引張られる力が働き、内側は圧縮される力が働きます。スプリングバックの原因は、ニュートラルラインエリアといわれる中央付近の引張りも圧縮の影響も小さい部分が元の形に戻ろうとする為です。 

[JP][Blog]スプリングバック

また鋼材の降伏点が大きい程、スプリングバックは大きいと言われています。設計通りに曲げる為には、スプリングバックを想定し、所定の曲げ角度より大きく曲げる"オーバーベンド"の対応が有効です。

降伏点については、過去のブログで紹介していますので、併せてご確認下さい。
ブログ:STXは加工性に優れる?!鋼材の伸びと降伏点について。

新規CTA

RELATED ARTICLE関連記事