メッキ鋼管用語集

シャックル

”シャックル”とは、ワイヤーロープやチェーン及びスリングなどを連結するU字形の金具で、玉掛け作業やクレーンでの荷物の吊り上げなどに使用されます。
 
 
”シャックル”を固定部分には、”ねじ込み式”と”ボルト・ナット式”があり、取外しが多い作業の場合は”ねじ込み式”を、取外しが少ない場合は、ボルト・ナット式”を選択するのが適切です。
 
C.シャックル ストレート形 ねじ込み _250410  C.シャックル ストレート形 ボルトナット2 _250410
      ねじ込むタイプ            ボルト・ナットタイプ
 
”シャックル”の形状は、大きく分けて、”ストレート型”と”バウ型”の2種類があります。
 
C.シャックル バウ形 ワイヤー無し2_250410  C.シャックル ストレート形 ボルトナット _250410
        バウ形                ストレート形
 
”ストレート型”は、ワイヤーロープやチェーン及びスリングなどを連結するU字型の部分が、文字通りまっすぐな形をしており、1本吊りの際に使用されます。
 
C.シャックル ストレート形 ワイヤー有り2_250410
 
 
”バウ型”はスリングを2本吊りの時に使用し、U字型の底の部分がふくらんだ形をしているので、2本吊りでもスリングが重なることがな、摩擦が起こらないので、安全に使用することができます。
 
C.シャックル バウ形 ワイヤー有り2_250410
 
”シャックル”は安全に関わる重要な金具なので取り扱いに注意が必要です。放り投げたり、ハンマーで叩いたり、重量物の下敷きすると、曲がったりキズが付いたりして破損の原因になります。
 
また、”シャックル”が熱の影響で破損する可能性があるので、”アークストライク”や”スパッタ” 付着する溶接作業を付近で行ったり、何かを溶接したりすることは避けて下さい。

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