メッキ鋼管用語集

地切り(じぎり)

"地切り(じぎり)"とは、玉掛け作業においてクレーンを用いて吊荷を地面から安全に持ち上げる際の、最初の巻上動作を指します。
 
具体的に"地切り"作業では、クレーンを一旦10cm程度の高さで停止させ、吊荷が確実にクレーンワイヤやフックに正しく掛かっているか、重心が適切に保たれているかなどの状況を確認します。
 
"地切り"は作業現場の安全管理の観点からも極めて重要であり、このタイミングで作業者や周囲の安全確保、吊荷の安定性、並びに機械設備の正常な稼働状態を確認し、吊荷の重心が偏っている場合には、必ず一度吊荷を地面に戻し、正しい荷掛け手順を再度実施する必要があります。
 
地切りイメージ図
 
"地切り"で確認作業を怠ると、吊荷の落下や荷振れによる重大な事故リスクが高まるため、確認作業を確実かつ慎重に実施することが極めて重要です。
 
 

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