2020.08.17

”700N”は安全/安心の印!!スーパーライト700の刻印って何のため?!

”700N”は安全/安心の印!!スーパーライト700の刻印って何のため?!

以前の記事でも扱わせて頂いたとおりDYIで注目を浴びるホームセンターでは、プロのお客さま/一般のお客さまが何れも軽くて扱い易い軽量足場管が主流になっています。私たちの目玉商品であるスーパーライト700は嬉しいことに軽量足場管シェアナンバーワンなのですが、当然ながら店舗によっては他社の軽量足場管を扱っている所もあります。

そのような中、"他社の軽量足場管とスーパーライト700って何が違うの?"と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。スーパーライト700は日本製鉄と共同開発したハイテン材100%使用し、大和鋼管独自の製法で全周メッキを施してあるのですが、今回は意外と皆さんの気づかれていないけどとても重要な刻印について詳しくご紹介させて頂きます。

しっかりとスーパーライト700の表面を見るとは900mm間隔で写真のような刻印が打たれています。

”700N”のは安全/安心の印!!スーパーライト700の刻印って何のため?!

足場管の表面をしっかり見る事などあまりないので、この記事を見て初めて知ったという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そして”何の為に刻印が打ってあるの?”、”900mmピッチなのには何か理由あるの?”、といった様々な疑問がモクモクと湧いて出てくるかと思います。

まず刻印が打たれている理由は、労働安全衛生規則五百七十三条に定められている鋼管の識別をスーパーライト700を使用されている事業者の方々により着実に行って頂く為なんです。以下に実際の条文を掲載していますので、もし宜しければご確認ください。

労働安全衛生規則第五百七十三条

  1. 事業者は、外径及び肉厚が同一であり、又は近似している鋼管で、強度が異なるものを同一事業場で使用するときは、鋼管の混用による労働者の危険を防止するため、鋼管に色又は記号を付する等の方法により、鋼管の強度を識別することができる措置を講じなければならない。
  2. 前項の措置は、色を付する方法のみによるものであってはならない。

この法律を踏まえて軽量足場管を使用される事業者の方々は、現場の方々の危険を防止する為に様々な方法で軽量足場管と従来足場管の識別に対応をされています。その対応をサポートする方法の一つとして、私たちはスーパーライト700の印字を鋼管の表面に施しています。

しかしこの印字だけですとスーパーライト700を何度も現場で使っているうちにだんだん印字が薄くなったり消えてしまい、識別作業前に従来足場管と混ざって分からなくなってしまい、作業ができないなんて事態になりかねない訳です。

そこで有効なのがこの刻印です。この刻印は製造工程の中でメッキを施す前に 行われているので、様々な現場作業の中でパイプどうしの表面が擦れても、汚れを取る為にワイヤーブラシで削られても表示が薄れることなく残り続けるので、何時までもしっかりとスーパーライト700の識別を行う事ができる訳です。

また900m間隔で刻印されているのは、事業者の方々が工事現場で足場管を切断して使用する場合を想定しています。現場で使われる足場管は一番短い1mから500mm刻みで6mまであります。そこで900m間隔で刻印されていれば、1m以上の長さであれば必ずどこかに刻印が入るので、スーパーライト700を現場で切断して使用する場合でも、しっかりと刻印で識別ができて安心して使って頂く事ができる訳なんですね。

この一見なにげない刻印が実は事業者や現場の方々の安心/安全を支えているんですね。是非一度見る機会がありましたら見てみていただけると嬉しく思います。また更によくスーパーライト700を知って頂く為のカタログダウンロードのページを用意しましたので、是非ご利用ください。

スーパーライト700ダウンロードはこちら

内外面のコーティングが決め手!!巻上パイプで大好評の防錆力、スーパーカラー。

この時期の農業用ハウスは密閉空間の為にとても熱がこもりやすく、作物のみならず作業者の熱中症や脱水症状など様々な悪影響を及ぼします。その様な事態を避ける為に、農業用ハウスのサイドには巻上式の換気装置をつけている方もいらっしゃると思います。実はその巻上パイプに多く採用頂いているのが、当社のスーパーカラーです。

内外面のコーティング決め手!!巻上パイプで大好評の防錆力、スーパーカラー。01

ではなぜ、スーパーカラーが多くの農家さまからご好評頂いているのかというと、それは正にスーパーカラーが防錆力に優れているからです。といいますのは、巻上パイプは通気性が悪い素材を巻上げる上に、そこには雨などのも水分がとても残りやすい状態で夏場は高温に晒されるので、以下の写真のように赤錆が発生しやすく数年に1回は取り替えという事も稀ではありません。

内外面のコーティング決め手!!巻上パイプで大好評の防錆力、スーパーカラー。02

スーパーカラーは内外面ともにポリエステルコーティングがされておりなんと従来品の3倍以上の耐食性があります。 その為、巻上パイプの様に極めて高温多湿で通気性の悪い環境下でも高い防錆能力を発揮できるんですね。

内外面のコーティング決め手!!巻上パイプで大好評の防錆力、スーパーカラー。03

内外面のコーティング決め手!!巻上パイプで大好評の防錆力、スーパーカラー。04

但し被覆材との相性や環境の地域差など不安に思われることも多々あるかと思いますので、巻上パイプの赤錆で悩まれている方は是非当社営業担当または以下お問い合わせリンクからお気軽に頂ければ幸いです。宜しくお願い申し上げます。

油が無いからノリがイイ?!加工にも便利なポストジンク/パーフェクトポストジンク。

当社はポストジンク/パーフェクトポストジンクという全周メッキされたパイプに一次防錆の為に独自のトップコートを施しておりとてもサビに強いパイプなのは既にご存知だと思いますが、更に別に隠れた強味があります。それはポストジンク/パーフェクトポストジンクの加工性です。

油が無いからノリがイイ?!加工にも便利なポストジンク/パーフェクトポストジンク。

加工性と言っても様々な要素があるのですが、前回8月3日配信のメールマガジンの塗装の記事でもチラッとお話したとおり、前処理の際にパイプの表面に油がついていると汚れが落とし辛く、塗装不良や剥離の原因になったりする事が多々ありますが、ポストジンク/パーフェクトポストジンクはそれが圧倒的に少ないのです。

といいますのはポストジンク/パーフェクトポストジンクに全周メッキを施す当社独自の製造設備は、素材である鉄の板をメッキ鋼管にするまでを一つのラインで一気に行うので油が介在する工程がなく、また大口はプレスカット /小口のチップソー等で行う切断加工も 基本全量自社で行うので、何れの場合も製品に油が付着する事が非常に少ないんです。

ですのでポストジンク/パーフェクトポストジンクの表面にはホコリやスス等が付き難く、塗装の前処理等で行う脱脂の軽減ができたり溶接がしやすくなったりと、時間短縮やコスト削減のお手伝いができる訳です。

もし今までポストジンク/パーフェクトポストジンク以外のメッキ鋼管を使って加工性の問題で案件を諦めたという方がいらっしゃれば、一度お話だけでも構いませんので営業担当またはお問い合わせフォームよりご連絡を頂ければ幸いです。


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