2021.09.22

白サビの原因とその落とし方について。

サビは金属が酸化する現象ですが、世の中で最も広く活用されている金属である鉄だけでなく、銅/アルミ/ステンレスなどのさまざまな金属で発生します。

そして当社が扱っている亜鉛メッキ製品では、鉄が酸化し強度等を落として鋼材に期待される機能を失ってしまう”赤サビ”を防止すべく亜鉛メッキを施していますが、実はこの鉄を守っている亜鉛自体にもサビが発生し、このサビは一般的に”白サビ”と呼ばれています。

そこで今回は、特に足元で台風や長雨及び湿気の多さによって発生する亜鉛メッキ製品の”白サビ”の原因を説明すると共に、発生してしまった場合の落とし方についてご紹介させていただきます。

白サビの原因は雨だけじゃない!?

前述のとおり”白サビ”とは主に水分と空気が要因となり亜鉛が酸化して発生した”亜鉛のサビ”の事です。この酸化した亜鉛は専門用語では”塩基性炭酸亜鉛”と呼ばれ、私たちが目にする白いチョークの粉の様な”白サビ”になります。

DSCN4574雨や湿気が多い梅雨や台風の時期は皆さん亜鉛メッキ製品への雨対策をされていると思いますが、実は雨や湿気以外にも強酸性物質/強アルカリ性物質/有機酸/食塩等が亜鉛の表面に付着する事で”白サビ”はより発生し易くなります。

例えば、冬場に使用される融雪剤には塩化ナトリウムや塩化カルシウムまた塩化マグネシウムが含まれているので、亜鉛メッキ製品が触れると”白サビ”が発生が発生し易くなります。また、海岸近くの地域で亜鉛メッキ製品が使用される場合でも、雨や雪には水分のみならず塩分が含まれている為、白サビが通常よりも発生し易くなってしまいます。

亜鉛メッキ製品を保管する際は、酸/アルカリ/塩化ナトリウム/塩化カルシウム等の化学物質を含むものの近くには置かず、沿岸部では海水はもちろん雨や雪にも触れない様に対策を行うことが肝心です。

白サビを落とす方法

しっかりと予防対策を行っていても、気がついたら”白サビ”が発生しているというご経験をされた方も多くいらっしゃるかと思います。そのような場合は、白サビの進行具合に合わせて適切に対処する必要があります。

初期段階のあまり白サビが進行していない場合

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  • 表面の白サビを濡れた布と乾いた布で拭き取った亜鉛メッキ製品を乾燥させ、保管環境を改善します。改善された環境で保管することで、徐々に”白サビ”の発生部下層にも緻密で安定した保護皮膜が形成されるので、外見上は通常部との差が目立たなくなります。
  • 結束している亜鉛メッキ製品に”白サビ”が発生した場合は、先ずは結束を解き風通しを良くします。そうする事で水分や湿気がへり、更なる”白サビ”の進行を一定レベルで抑える事ができます。

長期にわたり白サビが発生し、亜鉛メッキの表面が腐食されている場合

後期段階(白サビ)

  • 先ずはワイヤーブラシ/サンドペーパー/スチールウール等で軽く擦った後、ジンクリッチペイントで補修塗装をする事で、見た目を改善すると共に研磨により失った防錆性能を補完し、一定レベルで亜鉛メッキ製品の寿命を延ばす事が可能です。

まとめ

今回は雨の多いこの季節に配慮が必要になる亜鉛メッキ製品の”白サビ”の原因と、その落とし方についてご紹介させていただきました。

白サビの発生しやすさは季節や保管状況によって異なります。特に長期間に渡って亜鉛メッキ製品を保管をされる場合は、定期的に”白サビ”が発生していないか確認をする事で早期発見に繋げ、適切な対策を講じることが大切です。

一方で「そもそも白サビ発生を防ぐための対策はどうすればいいの?」と不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。当社が日々実践している取組みを下記のブログ記事でご紹介しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

 ブログ記事:メッキパイプの白サビ対策って・・・? メーカーも実践のポイントとは。

また何か白サビに限らず亜鉛メッキ製品の保管方法や保管時の品質確保・維持に関して、お悩みやご質問等がございましたら、下記お問合せフォームよりご相談いただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

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